気の向くままに自己紹介
工事現場を見るとわくわくします。
いつだって足場や重機というものは、気がつけばそこにあり、そしていつの間にか忽然となくなっているものですね。
ああ私がぼーっとしたりぐっすり眠っていたりする間にも、どこかで誰かが何かのために仕事をしているのだなぁ、と、つかのま思いを馳せます。数年前、駅前のビルで外壁工事をしていて、それを向かいの建物の2階にあるカフェから、延々と眺めていたことがあったっけなぁ。
道路工事とか排水管工事とか建物の取り壊しとか修繕とか、厳密にはこれらは違う職種なのかもわかりませんが、こういう方々がいるから私たちの生活は安全に成り立っているのだと思うと、感謝の念を忘れずに生きたいものです。
かくいう私も今の仕事をする前は、土木の……では生憎ありませんが、工場で働いていました。
作業着姿で、はんだ付けをしたり、製品に傷がないかチェックしたり。
今振り返れば確かに楽しく、この道何十年のベテラン製造員たちの背中を見ているのはすごく好きだった。
なんなら私が生まれる前から今の仕事一筋の方もいたわけで、それを思うと自分は、なんてふらふら、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしているんだろう、と思います。
その前は大学で工学を……ではなく、外国語を専攻していたので、人生なにがどうなってそうなるかは誰にもわからないものです。
新卒で面倒みてもらった会社を退職の際には、大学院行って臨床心理士になります! と息巻いていたくせに、気づけば心理ではなく福祉の世界に足を踏み入れていました。
当時は、「みんなにこういう夢があるって話をして送り出してもらったのに、違う結果になっちゃったな」と、妙な気まずさと罪悪感みたいなものを感じてしまったものですが……。
まあ、踏み出してみなきゃわからなかったこともあるのでね。新しい道に進もうと、頭の中であれこれ計画しているときと、実際に動き出してみたときでは、状況も考えも全くといっていいほど違ってくるものでしょ。
違う道を選ぶということは、慣性の法則に逆らうようなものなんだから、結果はどうあれ動けた自分を褒めよう! と私は思うのですが、そんなだから初志貫徹している人とか見ると、本当どうしようもなくほぼ反射的に尊敬してしまいます。私にはない力だわ。
一貫性というものを、世間はときに求めますし、もちろんそれが必要な場面だって往々にしてあると思いますが、こと自分の人生くらいは、そうしたものに縛られず無理をせず、そのときの自分の心がおもむくほうへ舵を切っても良いのではないかしら。
もちろん、自然体でいてずっと追いかけられる目標や好きなものがあるのであれば、それはとても素敵なこと。
と、「今日はファストフードの気分じゃないなー」と言った10分後に、マクドナルドでバーガーを心底おいしそうに食べることのできる私は思います。
ちなみに今回、noteを始めるにあたっては、飽き性の私のこと、どうせ始めるならある程度は続けようと、気合入れてバナー画像を3つ用意しました。
ノーコピーライトガール様にこの場で謝辞を。
この度、noteデビューいたしました、あさねです。
名前の由来は大したことないので、ちゃんと継続できたらいつかこっそり書きます。
どうぞよろしくお願いいたします。