厚労省のマスク着用指針を読む② 屋内編
前回は、屋外の指針を確認しました。屋外であれば、原則マスクは不要であり、子どもと公園で遊ぶ場合も不要であり、会話をする場合でも身体的距離が確保できれば不要である、ということでしたね。
さあ問題は屋内の指針ですよ。
「原則不要」の屋外とは違って、屋内は「原則着用推奨」の指針となっております(2023年1月23日時点)。
屋内でマスクをはずしてもいいのは、距離が確保でき、かつ、会話をほとんど行わない場合のみ、ということですね。
こちらもまた、サイトページをスクロールしていくと補足があって。
補足というか、繰り返しな気もしますが。
注意しなければならないのは、「距離が確保できる」と「会話をほとんど行わない」の2点が、どちらも満たされる場合のみ着用不要という考え方であることです。
だから混雑した電車やバスの中では、いくら会話しない状況でも、マスク着用が推奨されるんですね。
それではここで、今回はマスクをはずしたい方向けの記事であることもふまえて、屋内でどういう場面ならはずせるか? を考えてみます。
まず、ひとりでスーパーやドラッグストア等に買い物に行く場合。
「会話をほとんど行わない」ので、他のお客さんと近づきすぎなければマスクはしなくて良さそうです。
この「ほとんど」というのを、レジでの会話とかを想定しているのかなぁ、と解釈してよいのならば、よほど混んでいる店でなければ、入店~会計~退店に至るまでノーマスクで買い物に行けそうですね。
それから、図書館での読書や美術館での芸術鑑賞もマスク不要でOKならば、映画館もOKかと思われます。上映中は会話しませんし。
ただし、前後左右に空席がある場合のみ、となりそうです。混雑時は着用推奨と思われます。
同じ理由で、空いている電車やバスにひとりで乗る場合も、着用不要で良さそうです。
タクシーは、後部座席と運転席の間の距離が十分かどうか怪しいので、会話しないとしても着用推奨かもしれません。
指針をそのとおり読むと微妙なのが、人と一緒でも手話やスマホの画面を使ってコミュニケーションをする場合。
距離の確保ができなければ一応は着用推奨になってしまいますね。
ここまでまとめると、いくら「誰とも会話なんかしてやらねーぜ」と決め込んで外出するとしても、混雑した場所に出かける際は着用推奨である以上、なかなかマスクを全く置いて出かけるというのは難しそうです。
とはいえ、ひとりで歩いている人が屋外でも屋内でもマスクをはずしていたならば、日本の景色はだいぶ変わるのではないですかね。
「本当ははずしたい……」という方は、上記指針に沿ってぜひ堂々とはずして出歩いてみませんか。
なお、再三申し上げておりますが、本記事はマスクをはずしたいけどはずし時がわからない方向けに書いています。
マスクをつけたい、つけたほうがいい方は、どうぞ着用をお願いいたします。
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