エイプリルフールで冗談を言うのは難しい事だと思う

今年もエイプリルフールの日が来て去年と同様に同性婚ネタで炎上してしまった人がいる。

「LGBTはあまりにも過剰に反応し過ぎでは?」
そんな声も聞こえてくる。

僕としては2つの気持ちがある。
1つはエイプリルフールの冗談ネタとして扱われる事への不快な気持ち。
もう1つはこれが炎上する事自体、日本が抱えている問題の1つだろうと分析する気持ち。


そもそもエイプリルフールというイベントに参加し冗談を言う事がどれだけ高度な技か、知らない人が多いような気がした。

同性同士でのお付き合いや同性婚がネタとして消費されてしまうという事は、それらが日本では現実的でない事として考えられている証拠でもあるのかなと僕は想像する。

僕の場合そもそも冗談が大嫌いな性格なので何とも言えないのだが…。

冗談って言うのは大多数に向けても問題無いものとそうでないものがあるから、自分のさじ加減だけで判断するのは難しい事かもしれない。自分が良くても他の人はダメなもの、その反対だってあり得る。

世の中色々な人がいるから何が炎上するか分からない。
人間そんなに色々な事を知っている訳じゃないから炎上する事もある。

LGBTだって何事にでもあーだこーだ言いたい訳じゃない。
言わなきゃ言わないでそのままにしておくでしょ?どうせ。
黙って事の顛末を見守っていたら無かった事にするでしょ?
今までLGBTが積み上げてきたもの、無に帰しちゃうでしょ?


「特別視」じゃなくて「ある程度普通」になりたいから文句を言うのかも。
LGBT全体の想いを代弁出来るような人間じゃないからあくまで僕の話。

来年のエイプリルフールはどうなるのかなぁ…。

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