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私はマジョリティー側の人間なら幸せだっただろうか?
そんな思いが今でも私の心の何処かにあって、時々顔を出す。
私はゲイで良かったと思う気持ちに嘘偽りはない。
それでも何処かにマジョリティー側の人を羨ましいと思う気持ちがあるからそんな事を思うのだろう。
ならばその理由は何ですか?と聞かれても、どう答えていいか分からない。
言葉に出来ない、大きな壁があるのだろうか?
それはマイノリティーである自分のワガママなのだろうか?
マイノリティーである事を盾にして現実から逃げているだけなのかもしれない。
外に幸せを求めても得られるものではないのかもしれない。
ならば自分の中で幸せを見つけるしかない。
この期に及んで、そんな事で悩むとは思ってもいなかった。
何とも言えないこの感情はどこから来るのだろうか。。
この世界には絶望と希望、両方あるはずなのに。
絶望にも似ている諦めや受け入れるという言葉。
その言葉を希望に変える事が出来るだろうか?
これだからこそ良かった、私は私だと。
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