オーディションは出会いの場
いつのまにか、2023年7月を迎えましたね。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ペルゴレージ企画のはじまり
これはおよそ1ヶ月前の気軽なTweet(5/26)
それがあっという間にこうなって(6/7)
そして昨日(6/30)、無事に締切ったようでございます。
たくさんのご応募をありがとうございました。
つぶやきから1カ月でのオーディション締切。
なかなかの疾走感です。
なんとこちらの告知画像はウベルト役の奥秋さんが、とある楽屋にて光の速さで作ってくださったものです。
ありがとうございます…!
なにより、プッチーニのプロフィール代表河原さんが「この人たちとやれたらいいと思う」というインスピレーションを組み合わせてくださり、
「空いているポストのオーディション用にホールを取りました」までを時差ゼロで整えてくださって今に至ります。
プッチーニのプロフィールといえば
わたくしが、こちら【5分でオペラとイタリア史】で「二代目横の人」(とこっそりネーミングしている)をさせていただいている場所でございます。
わたしが仲間に入れていただいてから1年。
オフラインではオペラ公演の受付などにも時々伺っていたのですが、
今回はわたしにとっては新しい展開(というか展開が本当にはやい)。
なによりグループのチャットをみていても(企画開始から、まだ実際にお会いできた人は半分くらい)そこにある空気感にとても安心感があって、だからこそたくさんの方に自分が今感じているような安心感を感じながら対峙できる環境をまたより多くの方に知ってほしいなぁと思い、オーディションの告知を絶えず続けていました。
わたしのところにもご相談のDMをいただいたり「麻美さんのリマインドがあって無事に応募できました」というコメントなどもあり、ちょっとしつこいくらいにお知らせしてよかったなと思っております。お気持ちを共有してくださりありがとうございます。
そして受けようというお気持ちがあることが、すでにとっても嬉しいです。
全ての関係者は本来大切にされ"ている"もの
オフラインでは公演のほかにも、日伊通訳としても来日公演などのシーンが多いプッチーニのプロフィール。
公演の様子などを聞いたり、これまでの欧州でのご経験を聞けばきくほど、また自分の過ごしてきた時間を振り返っても、そこにいるすべてが「人間である」ということがベースであることを改めて感じます。
そういうことが大切にされているからこそ、安心して本来一番大切にすべきことにより向き合えるのではないかなと思うんです。
心理は身体にあらわれる。
「どんな時でも」のテクニックがあるのかもしれないけれど、安心感はあればあるほど良いなぁと思ったりするのです。
それがストンとあるなぁ。
と感じる場所のひとつがここだったりするんですね。
オーディションは出会いの場
↑これはわたしの師匠が言っていた言葉です。
「この日に受けると決めたらその日までにできることをともかくやって、役を通して自分を見せるのがオーディションですよ。
結果は誰にもわからないしどちらの結果でも、理由は考える必要がないこと(自分の成長のための考察は別)
同じ歌を歌っても採用されたりされなかったりするのがオーディションなのだから。
とにかく頭を空っぽにして(余計なことは考えない・心配しすぎないという意味だと思います)どんどん受けにいきなさい。
これがあなたが一生やるべき仕事です。
自分の歌える役の募集があることはすでに幸運だと思いませんか?
出会いに(知り合うために)いきなさい。」
またこうも言っていました
「審査員にすごい歌手がいることもあるかもしれないね。知り合いがいることもあるかもしれない。
でもとにかくそんなことも考えるものではなくて。
受かって仕事が始まってからまたどんな人だか、初対面のように新しい面が見えてくるものだから。
逆のことも言えますよね、あなたのこともだんだん見えてくる。
そこにいる人たちの組み合わせだってシチュエーションだって、なによりその時その時人間はちがう。
毎回新しいことや新しい面を知っていくものなのですよ。」
改めて、心から「その通りだなぁ」と思い、ここに書きたくなったわけです。
どんな出会いになるか楽しみにしております
今回も蓋を開けた時、どんな方とマッチしているのかとても楽しみです。
「オーディションをうける」色々な思いが湧いてくるかもしれませんが、まずは関内ホールで歌うことを楽しんでいただけたらとても嬉しいです。
大切な時間を使って最後まで読んでくださりありがとうございます。 いただいたサポートはその時その時で私が選んだところへの募金として使わせていただきます。