ストレス知らずの対話術 マッピングコミュニケーション【書評】
著者: 齋藤孝 出版:PHP研究所
この本をオススメしたい人
コミュニケーション術を開拓していきたい人。マッピングコミュニケーションって「なに?」と思った人。コミュニケーションに苦手意識がある人。
本の概要
マッピングコミュニケーションについて書かれています。お互いに考えているのことの関連図を書いていくような感じでした。
本の感想
暗黙知を共有すればするほどストレスは無くなっていく
暗黙知=自分の経験してきた世界、自分のあたりまえを、相手と共有するとストレスが減るということです。
私が誰かとたくさんの暗黙知を共有した出来事といえば、結婚した時です。洗濯物の干し方、畳み方などです。やっぱり生活スタイルは、それぞれちがいますね。最初の3ヶ月はつらかったです。しかし、お互いの生活スタイルに慣れてくるとストレスはグッと減ります。
パートナーとの間だけでなく、仕事や学校で、仲間や友人との間で、暗黙知の共有をすることがスムーズな人間関係をうむということになります。
その、暗黙知を擦り合わせるための作業としてマッピングコミュニケーションをしてみようというわけです。
マッピングでは暗黙知の世界同士に出きるだけ多くの矢印を引くことが目的
暗黙知を繋げていくことで、ストレスを減らしていくということです。ブレーンストーミングにも効果がありそうです。
マッピングコミュニケーションのポイント
①直角二等辺三角形に座る
この座り方は、面談や、デートでも効果的です。対面で座るより、スムーズに話ができるはずです。大人数の会議でも、対面の人とは意見がぶつかりやすく、横の人とは意見が合いやすくなります。
②B4の紙と3色ボールペンを準備
赤=スゴく大事
青=まあ大事
緑=主観的に面白い
というように、色を使い分けると後で見たときに、何が重要なことかわかりやすいですね。
③真ん中から書く
④文章ではなくキーワードで書く
⑤自分の言葉も相手の言葉も特定せずメモる
⑥各人の領土も決めない
⑦キーワードを線や矢印で結びつけて関係付けていく
⑧キーワードから次の言葉を連想していく
⑨制限時間を決める はじめは20~30分くらい
⑩出てきた言葉の評価をしたり考えを否定しない
やり方に慣れるまでは苦戦するかもしれませんが、内容事態はそんなに難しいことはなさそうです。面談や、ミーティング、小さい会議とかで使ってみてもいいかも知れないです。
新人や後輩と面談するときに、今までは面談用紙を作って、それに基づいて面談していました。このマッピングコミュニケーションを使ってやってみてもいいかもしれないと思いました。
相手の考え方や、何を大切にしていて行動するのかなど、相手を知るのに良さそうです。
おわりに
この本を読んでいるときは、「んー?」と思っていましたが、改めて、書き出してみると、実践できそうかなと思えました。仕事でも使ってみようと思います。
あなたのお役に立てる記事を書いていきたいと思います。 たくさんのアウトプットができるよう、インプットのために使います。