ほんとうのばしゃばしゃ

1人露天風呂にはいっているときに大きな見たことがない虫も一緒に入ってて、もう逃げようと思ったけど虫も次入る人もかわいそうだと思いばしゃばしゃ虫を外へ出そうと頑張っています。そこにがらがらと部屋温泉からでてきた人が私を見てたちつくします。えあのおとななのに水遊びしている、変な人、近づかないようにしようなどと思ったのですか。唖然としてすぐに部屋温泉にもどっていきました。私なるべく虫を触れたくないから遠くからばしゃばしゃするだけで虫はずっと水で苦しそうにじたばたしています 使命感はありますが効率がわるいです。そこにまたもう1人がらがらと人が現れました。私はにのまいはせぬと現る同時に虫救出作戦を休止しました。しかし休止したのいっぽ遅かったのか大粒の水飛沫の残像は目撃されてしまったようです。急に静まりかえった露天風呂。もう1人と私につーんとはてなという空気が流れます 私は次に入る人そうあなたのことを思ってばしゃばしゃをしていたんです。そして虫さんも、ほらこちらにいますでしょう、そう背中で語りましたがもう1人も何も見なかったふりをしたのかしてないのか部屋温泉へ戻って行きました。それから露天風呂に人が来ることはなく、虫さんとふたりっきり、いよいよ舞台はわたしがどうにかせねばならないふうにつくられてしまったのです。なにか刺す系のやつだったらこっちは無防備すぎるので不安でしょうがありませんでしたが、私は虫さんを手ですくいあげる決心をしました。ざじゅざじゅ ぽんっ と地にほおると、虫さんはよろよろと飛んでゆきました。人々に軽蔑されながらも私しか知らない救出大作戦はぎりぎり成功をおさめました。
めでたしめでたし
一息ついてから、私はほんとうのばしゃばしゃ水遊びをしたのでした。
ちゃんちゃん

あのあのこういうことがいろんな世の中でおきているとおもうのです ええそうおもいませんか そうですか
#ノンフィクション #実話
#偏見 #誤解 #警戒心 #想像力

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