『編集さんいらっしゃい!vol.2』
明日 3/13(日)21:00~(無料)
『編集さんいらっしゃい!』
というイベントにて、またまた聞き手役をやります🙏🌸
オンライン(zoom)なので、片手間にお聴きいただけます🎉 ※顔出さなくてもOK ※名前も匿名でOK
https://nekomachi-club.com/events/aaf74f7d228b
今回のゲストは
大槻美和さん(朝日出版社第2編集部)
大槻さんの手掛けた御本は軒並み「○○大賞」を受賞しています。
すごいやり手だ…!😳
作っている本のジャンルも様々。その興味の源泉はどこにあるのやら、お聞きしてみたいと思います👐🌸
その中から私のお気に入りの本を一つ…
『誰のために法は生まれた』
法律家の木庭顕さんが桐蔭学園の中高生たちに行った、ギリシャ・ローマ時代の法を学ぶ授業の書き起こし本。
少し古い映画やギリシャ悲劇のテキストを使いながら、法やデモクラシーについて話し合っていきます。
本来誰を守る為なのか? 何から守るための法なのか?
入門書にして専門的。
…と、王道の読み方はきっとこうだけど、私は木庭先生の言葉の端々に現れる芸術への眼差しにとても励まされました。
・古典作品は、どう読んでも何かしらを受け取ってしまうもの。
(中高生からは、僕たちは受験勉強ばかりに時間をつかってるから木庭先生のように作品を深く読む読み方ができない。羨ましい!と言われるシーンも)
・人間は本当に孤独になると音が失われてしまう、
(ギリシャ悲劇で、無人島へ置き去りにされたフィロクテーテースが「ひさしぶりにギリシャ語を聞いたからもっと聞かせてくれ!」と音に感動するシーンを引用)
でも自分の中に詩や歌があると孤独にはならない、音が生まれるから。
それが美しく耳心地の良いものだとさらに良い。
だから人から詩や歌は絶対に奪ってはいけない。
読んだのは今年の1月末~2月、またコロナによって音楽授業の制限が厳しくなり、寒い天気もあって大変気が滅入っていたとき。
まさか法の本で欲しかった言葉に出会えるとは思いませんでした。
(これだから読書はやめられない!😭)
誰に文句を言えるわけでもなく、ただただ静かに拳を握りながら今できることをこなしていくしかないけれど、その手の中に木庭先生の言葉を握っていれば、また足に力が入るかもしれない。
なんかコロナ禍になってから、音楽とか芸術に関してはメンヘラになっちゃって困ります!(笑)
メンヘラ気分に陥っていた私を、素敵な本を世に出すことで間接的に助けてくれた大槻美和さん。
どんな話ができるか、明日はとっても楽しみです❣️
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