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「竜とそばかすの姫」の感想文

ツイートにも書いたけど。
先日、打ち合わせでシンガポールにいるESLの同僚が「まるでそれはパンとパターだね / Sounds like a pretty bread and butter XXX with YYY」って言っててめちゃくちゃ勝手に感動してて。
日本と海外の表現方法の違いもあると思うけど、パンもバターも日本にはあるわけで。完全に語彙力と表現力の差だよなぁと痛感。
わーすごい!ぐらいしか語彙力がない私なので、たまには勉強がてらnoteを。

今回は、先日公開されたばかりの「竜とそばかすの姫」をみてきたので、超絶主観の感想文を書いてみた。
完全で壮大なネタバレなので、ネタバレ無理な人はそっ閉じで。
色々揶揄して書いているけど、否定的な気持ちは一切ございません!


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はじまるよ
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私は「時をかける少女」「サマーウォーズ」のブルーレイをもっているぐらいの細田守監督作品のめちゃくちゃ大ファンとは言えない感じの人でして、また申し訳ないぐらい「ケモミミ」となっているとなかなか視聴に踏み出せないクラスタの者です。
夏がくれば、山下達郎の「僕らの夏の夢」を聞き、男女の高校生をみると幼なじみかなぁとニヤニヤと思いを馳せるぐらいの若干の影響を受けやすい体質でもあります。

そんなこんなで、毎朝の「スッキリ」で猛烈に特集され、占いコーナーでもしつこいばりに二頭身の主人公がくっついてくるため、サブリミナル効果に汚染された私に聞こえたのは、なんと今回は主人公は人間だということ。
もはやこれは見るしかないということで早々に見に行った渋谷TOHOシネマズ。
1席あけてみるシステムは今後デフォルトにして欲しいタイプです。

スッキリで「美女と野獣」が細田守監督が一番好きな映画だと言っていたし、主人公の女の子のキャラデザはディズニーの人らしいので、なんとなくはイメージしていたけど。
これは壮大な「サマーウォーズ」のあとの世界の「美女と野獣」であった。
これはオフィシャルなオマージュなんだよね?
スッキリではオマージュって言ってなかったから。

いつタンスが動くのかなぁなんて思いながら見ていたけど、タンスは全く動かなかったし、時計もろうそくも動きません。まどマギみたいなフレンドは出てくるよ。

そうだ、主人公の名前もベルじゃないか、全く気づいてなかった私は興奮して めちゃくちゃ話しかけたかったぐらい。

明らかに「OZ」なんだけど「U」と言われるデジタルの空間で行われる美女と野獣。これって何を見せられてるんだ?の違和感がすごい。
歌もめちゃくちゃいいし、っていうか、歌がよすぎて全編MV的な感じで行われる美女と野獣。いやこれきっとミュージカルがしたかったのかもしれないね。

私がこの作品から感じたのは、細田守監督はやりたいことを詰め込んで一旦リセットしようとしているのではと。
サマーウォーズが流行りまくって、けもみみ監督なんて言われている(そうなの?)現在と、自分の目標である「美女と野獣」をすべて詰め込んで書いて売れて爆発させることで、一旦リセットしたかったのではないのだろうか。

帰宅後、しょうがないので「ばけものの子」を見たけど、今作よりもメッセージ性を強く感じたし、歌の強さも感じなかったから、やりたいことを全部詰め込み!は間違ってないように思う。

それにしても、すばらしい音楽がたくさんあったし、ガンガン泣いたし、面白かった。きっとブルーレイは買わないけど、サントラとかはSpotifyで聴きたい。

観ようかまよっているならば、映画館で見た方がいい。
やっぱりオープニングは圧巻だし、村上隆ばりのカラフルさがあるから、めちゃおすすめだよ。

最後まで見ての一番の気持ち。

50億人の前で自らを晒した主人公をみて幼なじみの彼は「もう守る必要はないな」なんて言うんだけど、いや違うぞ、忍くん。
SNSの世界ではこっからが本番なんだ、誹謗中傷と特定の嵐に晒されるんだから、ここからこそ守ってやってくれ。
(多分、忍くんは、SNSをやってない説っぽい)


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おわり
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あなたにとってのパンとバターにESLがなりますように。


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