慢性子宮内膜炎というワード

昨日のブルーインパルス、東京にお住いの方は見ましたか?
わたしも医療従事者の端くれですが、実際の飛行を見たら、なんとなくいい気分になったというか、そんな感じでした。
見る前は「飛行機飛ばすなら金をくれ」とかみんなで言ってましたが…


さて、本題に入ります。
慢性子宮内膜炎というワード、わたしは今日初めて聞きました。

というのも、

採卵前に採卵時・採卵後の感染予防のためにビブラマイシンという抗生剤が処方されました。
14日分。


採卵後の感染予防にしては長いなーと思いましたが、飲み始めて約1週間。
「すごく、気持ち悪い。」

朝夕食後に飲むんですが、朝起きたときとか、夕方お腹が減ってくるとえずきたくなるような気持ち悪さ。
最初はストレスかなにかかと思ったのだけど、たぶん薬のせいだと思います。(独断)

今日採卵後の受診だったので、副作用のことと抗生剤を飲むのは続けるのかを聞いたら、

「内膜炎だった場合を考えて飲んでるので、飲み切りでお願いします」
と言われました。
「内膜、炎…?」とつぶやいたら軽く説明してくれたけど、帰宅後に検索。
こちらのページに詳しく書いてありました。
慢性子宮内膜炎について|春木レディースクリニック

慢性子宮内膜炎とは、軽度の炎症が持続的に子宮内膜に起こっている病態で、着床不全や妊娠初期の早期における流産の原因のひとつとして考えられています。
症状に乏しいため、一般婦人科では診断されないことがほとんどですが、10%程度の女性に認められています。症状は、あったとしても軽い腹痛や性交痛、少量の性器出血が挙げられます。

知らなかった…
どうやって検査するのかというと、子宮鏡検査や病理検査で診断するそうですが、治療法の第一選択が抗生剤の内服ということで、「内膜炎だったとして」の仮定でビブラマイシン14日間の処方がされたんだと思います。
気持ち悪いけど。

いや、だったら処方時にその説明をしなさいよ
ってちょっと思っちゃったけどね(笑)



高度な不妊治療である生殖補助医療(Assisted reproductive technology; ART)を受けている方の約15-20%の頻度で、胚移植を何度しても着床しない方が存在し、反復着床不全(Repeated implantation failure; RIF)と定義され、その14–67.5%の方に慢性子宮内膜炎があり、反復流産の方でも9.3–67.6%に慢性子宮内膜炎があると報告されております。このため慢性子宮内膜炎は、反復着床不全や流産を繰り返す原因のひとつであると考えられます。

とのことです。

いままで採卵や胚凍結についてのことはいろいろ調べてきたけど、今後移植周期に入っていくにあたり、移植後の着床についてや不育症についての勉強もしておいたほうがいいのかーと感じました。

今日の受診で、受精卵たちのグレードの説明、凍結についての説明もあったので、後日書いていきます!


先日の体外受精のレポはこちら。



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