昭和の常識は令和の非常識?

前回「昭和の常識は令和の非常識」について、
自分の育った環境で正とされていた価値観で反射的に物事を考えるのではなく、
時には自分の頭でしっかり考えることも必要という旨の記事を書いた。


時代は流れ変わっているが、令和の価値観が全て正しくて正義だとは思わない。

令和の人は、昭和ではどうしてそうだったのか?と過去の背景を知り寄り添う必要があると思う。


先日、知人が勤めている大手企業で「コンプライアンスのホットラインへの通報炸裂中」という話を聞いた。

通報されてるのはおじさん?と聞くと、
「40-50代の女性マネージャーが多い」とのこと。

具体的な詳細までは知らないが、「私が働いているのに休むのか?」といった様な発言があり、
(おそらくその様なことの積み重ねにより)若手社員が付いてこられない様。


「上司が働いているのに部下が休むのか?」は今の時代だと割と反感される発言だと思うし、私もすごく文句言うと思う。笑


ただ、40-50代の女性マネージャーって、
予想するに「上司が働いている間は私もはたらかなくては!」と歯を食いしばって努力してマネージャーになられた方々なんじゃないかしら?とも思う。

もしかしたら男性メインで女性の少ない環境の中で、嫌味を言われながらも這い上がった方々?


自分が「上司がいる間は私も」と努力してきたとしたら、それがその方の中での常識であり正になってしまうんだと思う。


それが、時代が変わって平成令和を生きている若手部下にはコンプラ違反に映ってしまう。



とても不憫、、、


私も昨年、新入社員のトレーナーになる機会を頂いたのだが、年齢が丁度ひとまわり違う男性社員にどう接したら良いか分からずとても戸惑ったことがある。

とても優秀な方なのに、先輩(わたし)が嫌だから辞めますなんて言われたらまずすぎる、、、


幸いにも彼は本当に優秀で自分の力でメキメキ成長してくれているので、私が何か言いづらいことを言う必要もあまりなく逆に助けられた。


セクハラモラハラのつもりはなく、
食いしばって努力して這い上がってきたのにそのやり方が理解されずホットラインへ通報される女性マネージャー。。
なんか、お気持ちわかります🥺


将来の自分がそうならないように本当に気をつけたい。。。


上の世代の方々に対しても、
「なにあれ!モラハラじゃん!!」と自分のメンタル削るだけじゃなく、なぜあの人はあんなことを言ったのか?の背景を汲み取る努力をしたい。



そのためには、普段から自分と世代の違う方ともフラットに付き合っていろんな人の価値観を知ること、人それぞれ価値観は違っていて、自分だけが正解でないことをきちんと理解&態度に示せる様にしておくのがいいかなと思う。


自分だけ、今の時代の価値観だけが正しいわけじゃない。
なかなか難しいけど、フラットに物事を見られる様になりたいな。

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