見出し画像

2024年 最近のコロナ事情について

またまたコロナが流行ってきましたね。

2020年4月の頃と同じような危機感を持って日常生活を送れというのは酷なことだとわかってはいるものの

コロナに感染したことのある方ならわかると思うんですが

もうかかりたくない…!!

というのが本音だと思うので、啓蒙の意味も込めて最近のコロナ事情についてお伝えしてみます。

感染症だもの
そりゃかからないほうがいいに決まってるの。


わたしの背景をお伝えしておくと、2021年よりコロナ陽性患者の看護にあたっており、2023年には勤め先の病棟がコロナ専門病棟に。2023年5月以降、感染症での分類が変わりコロナ専門病棟ではなくなったものの、空調管理や個室での管理が整っているという理由で、いまだにコロナ陽性患者を受け入れ&ケアしております。


まずは手洗い&マスク

手洗いについては、過去にnoteを書いているのでそちらをどうぞ。

マスクも大事。暑いけどね。わたしは、今月から人混みを歩くときにはマスクしています。まぁ、仕事中ずっとマスクをしているのであんまり抵抗がないっていうのが強いかな。

それに、コロナ陽性患者と関わるときにつけてるN95マスクに比べたら、断然マシ!ってのもあるかもです。ケアの際はN95マスクの上に、不織布のマスクを重ねてつけてますからね、今でも!

持病がある人、大事な予定を控えていて感染するわけにはいかない人など、用意してみてもいいかもです。ほっぺと鼻のてっぺんが、装着の圧でちぎれそうになります。むくみ防止ソックスの顔版だと思ってもらえるといいかな。

(上記のマスクは、仕事でわたしも使っていたやつ。密閉度高し)


治療内容は変わっていない

法律上の扱いが変わっただけで、治療法がよくなったとか、効き目のある薬が出てきたとか、実はそういうことはありません。

相変わらず、コロナ治療薬である

  • ベクルリー(点滴)

  • ラゲブリオ(内服)

  • ゾコーバ

あたりで頑張っている感じです。解熱剤、鎮咳薬、去痰薬も引き続きです。

むしろ、医療保険における自己負担額が3割と通常モードになったので、かかったときのお財布への打撃も、それなりかと思います。

ベクルリーの3割負担額、もう家賃やん?

高齢者へベクルリーを投与することが多いんですが、お薬代だけで1割負担の方でも3万弱かかりますからね、そういう治療に同意するってことでいいですね、と了解を得てから投与というのがデフォルトになっています。

(ちなみに、お金が厳しいのでベクルリーの投与を控えてほしいと高齢者&その家族に言われたことは一度もないですね)

若者に上記のコロナ治療薬が処方されることは稀なんですが(だいたい解熱剤とその他内服で良くなるため)、それでもいろんな事情で処方が必要なときには、お薬代払えますか?の確認がされます。

2023年まで、ワクチン合わせてこれらがすべて国の負担であったことを考えると、日本は割と国民のお財布に優しい施策をしてくれていたんじゃないかと思っています。


隔離期間も人それぞれ

というと、語弊があるかもしれませんが

たとえば

一家全員コロナで全滅、おじいちゃんだけご飯も食べれず水も飲めずで入院、というパターンと

高齢者施設で陽性、そのおばあちゃんだけが発熱し症状強め、というパターンでは

帰る先の感染への切迫度合いが違うんですよね。

前者の場合は、帰る先の人たちもみんなコロナ陽性なので、言い方が悪いですがみんな染まっちまった人たち。咳をしていようが、検査で陽性のままであろうが、症状が改善していれば退院を促すことができます。

あとは自宅で療養してね、みんなお大事にという。

しかし後者の場合は、高齢者施設で感染を広げてはいけないという前提条件があります。咳はしょうがないにしても、検査で陽性のまま退院させられても困る!入居者に感染が広まっちゃう!というのが施設の本音でしょう。

そのため、陰性を確認するまで退院を促すことができません。前の10日間隔離がいまだに続いていると思ってもらって大丈夫です。個室に10日間隔離、体力的にもメンタル的にもガタ落ちする高齢者の多さたるや……という感じです。

こちらとしては、コロナの治療と隔離が終わったので退院させたいんですが、認知機能が低下してほぼ寝たきりになっちゃいましたけど、大丈夫そうですか……?

え?そんなんで帰されても困ります!うちの施設では、そういう人は適応外なので無理です!!

なんてパターンも全然ありますねぇ(遠い目)

全国的に病床がどこまで逼迫しているかはわかりませんが、なかなかベッドが空かない背景にはこういう事例もあるのかもしれません。


おわりに

個人的に、コロナのすごいところ(!)は夏でも感染が拡大することだと思っています。こんな高温多湿の日本で!

冬の高熱もつらいですが、夏の高熱のほうがつらくないですか……?

みんなかからないのが望ましいですが、かかっても軽症で済むことをお祈りしております。


参考になるリンク

https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001223956.pdf


サムネイルに使用した画像

ウイルスがマスクを通過するイラスト by Loose Drawing
https://loosedrawing.com/illust/174/

貴重な時間を使い、最後まで記事を読んでくださりどうもありがとうございます。頂いたサポートは書籍の購入や食材など勉強代として使わせていただきます。もっとnoteを楽しんでいきます!!