前もって、摘んでおく
看護師の仕事内容というと、医師とベッドサイドで患者の処置にあたったり、採血したりということを思い浮かぶ人も多いと思うが
実際に、やっている仕事はもっと地味でつまらないものが多い。
国家資格が必要な業務なんて、微々たるもの。
実際は
患者さんの体勢を整えたり
ご飯を食べさせたり
着替えを手伝ったり
トイレの介助をしたり
誰でもできることだけどやりたくない人が多いことなんじゃないかな、と思っている。
その中でも、物品補充という業務がある。
かつての同僚が、仕事で一番嫌いなことは物品補充!
と言っていたくらい、やりがいのない仕事らしい。
でも、私は物品補充が好きだ。
仕事に入る前、できるだけ補充をしてから業務にあたる。
できなかった部分は、身体があいた時にコツコツ補充する。
・注射器
・針
・点滴のルート
・ビニル袋
・アルコール綿
・手袋
・胃ろう用のチューブ
・胃ろう用の注射器
・血糖測定器のチップとセンサー
・採血用の絆創膏
・プリンターのコピー用紙
補充されている状態に安心したい、というタイプの人もいるだろうが、私はもっと効率重視。どちらかというと
あ、ない!というイライラの芽を前もって摘んでおきたいのだ。
物がなくなる時って、事態が重なっていたり、急いでいたりして、イライラが助長するタイミングでもあると思う。
そういうイライラを、できるだけ減らしておきたいのだ。
だって、ただでさえ看護は感情を使う仕事。
イライラするのはもちろん、あーもう!って思うことはもはやデフォルトだ。
だったら、そう思わないために、そういう状況を回避するために、リスク管理として、物品くらいは揃えておきたいという心持ちなんだと思う。
もしかしたらみんなのためを思ってえらい!なんて声が聞こえてくるかもしれないけれど、動機は至って単純。
私がイライラしないための予防策なのだ。
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