私たちと一緒に苦しむのが、あなたの仕事ではないのよ
【2019.1.26 加筆修正しました】
今勤めている病棟には
大部屋と個室があります。
個室になると1日あたり30000円かかるので
金銭的に余裕がない人でないと入れません。
逆に言うとここに入る人はかなり裕福
もしくは、そういう家柄の人が多いです。
昨日も仕事中に個室のおばあちゃん患者さんと話していたら、裕福エピソードをたくさん話してくれました。
毎年ビジネスクラスで海外に行っていたこと、娘2人はそれぞれいい人と結婚したけど海外赴任があって寂しい思いをしたこと、孫が教えている書道に興味を持っていてくれていること、知り合いにはいろんな企業の社長さんや理事長さんが多いこと、GWにはその人たちと山菜採りがあるから早く退院したいこと、など。
そんな中
患者さん:あなたはいつも笑顔でいいわね、プロって感じよ。
あさみ:そうですかね?たぶん、いい意味で患者さんの気持ちと距離を取っているからだと思います。
患者さん:それはあるかもしれないわね。苦しみに共感されても私たちが望んでいるのはそんなことじゃない。一緒に苦しむのがあなたの仕事ではなくて、それを緩和したり取り除くのがプロよね。
そういう意味で、あなたはプロなのよ。
と、患者さんが言ってくれました。
嬉しかった。
つい先日、ある友人からも
うん、あさみちゃんはプロなんだよ。
って言ってくれて、資格や肩書きよりも、関わる人たちがそう思って伝えてくれることがその人のプロ意識を育てるんだな、なんて思ったりしました。
いろんなプロがいるけれど
【その人の望みを叶える】のが
プロの仕事なのかもしれないですね。
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