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第93日目 志摩方面に配達

6月1日(月)

今日はちゃんと覚えていた。お父さんとの朝ごはん。いつもは適当にパンとカフェオレだけど、今日も適当にお茶漬けだ。お父さんはと言うと、自分で焼いたパンになんか自家製のヨーグルトとよく分からんおかずで食べている。田んぼも終わり、コロナも変わりばえせず、大して話題がない。まあ、平和と言うことだろう。ずいぶん前に

「お前知っとるか?スーパーの棚から小麦粉がなくなっとるんや」

コロナの自粛で大勢がなぜが家でパンを焼き始め、そのせいで強力粉が品薄になっているらしい、というのは知っていた。粉はあるのだが、小分けの袋詰めが間に合ってないらしい。父が買い物に行ってようやく気付いたということだった。ついでに言うとドライイーストもないらしい。まあ、これも知っていたけど。

私の冷蔵庫にベーグルを作って売ってた時の残りがあると言うと、ぜひ分けて欲しいとのこと。82歳のパン焼くじいさんだ。

今日も引き続き除草…。とも思ったけど、冷静に考えたら今日は配達の日だった。別に宅配便で送ってもいいのだけど、2軒とも今日からの営業で、商品が変わったり、担当の人が変わったりで、直接行った方がいいかもと思い車で出かける。店に商品を取りに行くと、S子ちゃんが

「Yukiさん、志摩観の匂い買ってきてください~」

と言って、3500円を私に渡してきた。こないだ志摩観に行った時あまりに高貴な香りに圧倒され、うっとりしていたS子ちゃん。その後、その香りが販売されていること、値段も自分で調べていたらしい。意外なところで行動力のあるS子ちゃんである。

さて、最初は「御宿 ジ・アース」という宿である。行く途中で大海原が前景に広がるすごい場所にある宿。

絶景にもほどがあるのだけど、絶景だけあって、夜に行くとイノシシが出る。昼間行くと、途中の道は仮面ライダーのロケ地っぽい。

次は志摩観のクラシック館のショップへ納品。足が沈みそうな密度の高い絨毯がフロアにも、階段にもびっちりと敷いてある。階段はエッジのところに金の金具で留めてある。そしてS子ちゃん憧れの匂いは「クラシック」と言うらしい。私は以前ここでアップルパイを買った。チーズケーキもあって、ちょっとそそられたけど、この後行くところがあったので、今日はがまん。

志摩観のあと、私は「カフェ くろねこ」へ行った。くろねこのKちゃんは以前私のワインバーで働いていた。自分の店を持つことが夢で、うちの店を辞めてしばらく別のところで働いたのち、店を持った。そこで10年くらいやって、この度移転をした。新しい店をまだ見ていなかったので、ついでに足を延ばそうと思って行ったのだけど、閉まっている。

外から中をうかがっているとKちゃんが

「あー、Yukiさーん」

と、エプロン姿で出てきた。新しい店はKちゃんらしいけれど、こなれた感じがないのは、移転してまだ1年だからか、それともコロナで休業してて営業が今日からだったせいか。ランチは終わっていたので、コーヒーとケーキで帰ってくる。お昼ご飯を食べておらず、途中でみつけた「ちりめん亭」に行きそうになる。そう、伊勢の「ちりめん亭」は数年前に閉店してしまい、私はあの醤油ラーメンの味に飢えていた。けれど、まて、家のお櫃にはまだご飯が残っているではないか。

私は家に帰った。そして、農耕服に着替え、きっかり田んぼへ行って1時間半田車を走らせた。帰ってきておひつごはんを雑炊にしてかき込んだ。19時半からは地元の美化委員会の会合。美化委員会は21時くらいまであった。私にとって有益な話はマムシの話とカニの話だった。この話はまだ今度。

家に戻って風呂に入り、その後は夜中まで楽天のスーパーSALEのページ作り。これが大変で、3月にもスーパーSALEがあったけど、そのときはホワイトデーでクッキーの売れる季節。今回は「父の日」くらいで、しかもクッキーなんてあんまり売れないのよ。どうやってSALEで売るか試行錯誤しながらのページ作り。今日は移動と人に沢山会ったので疲れた。今度ちりめん亭行こう…。

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交通費 0円 
歩数 2005歩
作業 夕方1時間半、名古砂で田車を走らせる。
仕事 ジ・アース、志摩観配達。
料理 久しぶりに雑炊。
その他 移動は多かったが全然歩かず。もう車返さないと!これが普通になるとアカン。



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