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一年って便利

 だいたいのことを予定通りに進められない。部屋は散らかっているし、いつまでも締め切りを抱えている。たぶん人類の多くはこの悩みを共有しており、そうではない人々に責められ、呆れられ、怒られてきた、はずだ。

 年とか、月とか、時間に限らず単位というのは、おそらく「すごいキッチリした人」が、世界を管理運営するために作り出した最高の考え方だ。一日が24時間で、一時間が60分。一年は365日、もし正月がなければ、ぼくはきっと自分が一年生きたことにも気づかないだろう。

 一日があるから、寝た方がいい時間などがわかる。一ヶ月があるから、だいたいやるべき事の予定がわかる。一年があるから、年を越したのだぞ、という、ふわっとしてはいるが、身の引き締まる思い、のようなものがわかる。単位を考えた人や機構はえらい。助かってる。

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 干支があるから、毎年年賀状を描いてもいいんじゃないかな、という気がする。干支がなければ毎年何を描けばいいのかわからない。同じになってしまう。ありがとう干支、今年は子年です(隣にいる緑色の生き物は、ぼくのキャラクターで、トカゲの王様ゲロたんです)。

 一年って便利だな、って思うし、これからも使っていきたい。みんなも単位を使っていきましょう。

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