このままひきこもりたい

「何かをする前にまずは何もしないこと」って言われたんだけれど

それがなかなかできなくて、何の予定もない週半ばの祝日に、何もしないでただそこにいるということができなくて、いつもそこに焦燥感が伴うのだ。

筋トレしなくちゃ その前に掃除

舞台の稽古をしなければ お風呂入ってからにしようかな

勉強を、、翻訳、、、洗濯、、

あ、メール返さなくちゃ

note書きたいな。。

などと、いつも何かを達成する過程にいないと、いちいち落ち着かない。目の前に何らかの「作業」があって、その仕事に熱中して取り組んでいる間だけ、余計な心配や焦燥感を感じないでいられる。あ、でもこれ別に自粛が嫌でイラついているわけじゃないんです。むしろ私、ちっとも出かけたくなんかない。

COVID-19騒動でGWなのにどこにも出かけられず、我慢に我慢を重ねている皆様には大変申し訳ないのですが、私は現在のこの状況をとっても楽しんでいます。「寂しくて会社に行きたい。みんなに会いたい」などと宣う、社畜でも何でもない、至極普通の健全ホワイトな同僚様たちよりも、先んじていそいそと在宅勤務申請をした私が、毎朝目覚めて「まずは会社へ移動しなければならない」という最大の苦痛から逃れて、いたって平穏幸せな約2か月を過ごしてきた。メイクしなくていい。支度しなくていい。

Twitterを遡ったら、下記のTweetが見つかったので、2月7日から在宅勤務だった。もうすぐ3か月じゃん。

約3か月近く在宅勤務でほとんど外に出ない生活をしてみて、なぜ他の多くの人たちみたいに、私は不安に駆られていないんだろうと思いを巡らせていて、ここ数日やっと、自分の根っこのある特性に気がついた。「あ、私超ひきこもり体質だし、他人とできる限り関わりたくなかったんだったわ」

思い出した。人とできるだけ関わらなくて生きていけるようにコンピューター業界に入ったんだったわ。だのに、だのに、プロジェクトマネージャーという、最も他者とコミュニケーションしなければならない職種に早くからつかされている。私はできることなら、誰とも一切会話せずに、一日中モニターに向かって、ただただ、美しいアルゴリズムを描き出していたかったのに。。。どうしてこんなことに。。。

いいんだ、COVID-19騒動が終息して、いくつかの社会システムが、願わくば良い方向に変わっていって、会社は在宅か通勤か選べるようになる。私は残りの社会人生活を最低限のコミュニケーションで生きていくことがきっとできるようになるんだ。素晴らしい未来がきっと待ってる。


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