「好きというのはロックだぜ!」について

 真夏の全国ツアー2022も終わりました。

「好きというのはロックだぜ!」
・30thシングル表題曲
・センターは賀喜遥香
・作曲は野村陽一郎さん

 野村陽一郎さんといえば、たぶん日向坂46の「キュン」とかが有名なのかなと思いますけど、こちらの記事で取り上げた中村泰輔さんとTHE BLACK BANDを組んでいるメンバーでもあります。

 ツアーを通して夏曲が輝きを増すというのはよくある話ですが、今回もそうでしたね。29thからの反動もあって元々好きな曲ではあったのですが、やっぱりライブで観るとメンバーも楽しそうで嬉しくなります。ラストの神宮3日目では、敢えてなのか偶然なのか歌詞とリンクするようなコメントが散りばめられていました。

・賀喜遥香さんのコメント
「本当にまず一番に思ったのは色んな愛を感じたなっていうのを思って」
「私は本当にこの愛の詰まった乃木坂46が大好きです」

愛ってこんなにも力があるのか
僕は生まれ変わったんだ 好きになってくれ

 坂道を好きになってオーディションを受けて~というここまでの軌跡を想いながら聴くと、賀喜遥香(メンバー)→乃木坂46(グループ)の歌に聴こえる。そしてまさに今、乃木坂を愛し乃木坂に愛された女になっていると思います。
 ※「乃木坂46にずっと片思いをしていた」と言っていたのは中元日芽香さんですが、光あるところに闇ありというか、難しい世界だと思います。

・秋元真夏さんのコメント
「ここから先も皆さんが応援していて、絶対後悔させないグループになります」

君を後悔させない 好きになってくれ

 世代交代を繰り返しながら生まれ変わっていくグループをこれからも愛し続けてほしい。また、29thで離れかけた自分のような人たちを引き留めるかのような、乃木坂46(グループ)→ファンの歌にも聴こえてきます。
 前キャプテン桜井玲香さんも2015年の神宮で「絶対に皆さんを後悔させないようなグループになります!」と宣言していましたね。

 まぁそんなわけで、だからこそ賀喜遥香さんのコメント後、ライブ本編ラストに「好きというのはロックだぜ!」を置くべきだと思いました。「君に叱られた」は好きな曲だし賀喜遥香さんの笑顔は最高なんですが、あのコメントの後だとどうしてもファンの皆さんも叱ってねみたいな繋がり方になってしまうので…。愛のある説教厨なんてのはこの世に存在しないわけですから。
 ツアーのリード曲スタートは定石ではありますが、そこに縛られすぎず全体のストーリーを大事にしてほしかったと少し思います。

 夏曲で威勢のいいタイトルなのに、どこか淋しさや憂いも感じる曲調なので、夏の終わりにはしっくり来ます。
 締まらないので、賀喜遥香さんの表情の中で最近お気に入りのものを載せておきます。

好きというのはロックだぜ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?