TOEICかVERSANTか #2(費用の話)
うちの会社の英語の昇進クライテリアはCFER(Common European Framework of Reference for Languages)。
CFERは言語の枠や国境を越えて、外国語の運用能力を同一の基準で測ることが出来る国際標準で、「セファール」と読む。
【参考】https://ceburyugaku.jp/100223/(マナビジン編集部様のサイトより)
CFERという試験があるわけではなくて、TOEICとかTOEFLとかいろいろある英語能力試験の結果を、ひとつの物差しで判断しましょうよ、というもの。その物差しがCFER。
CEFR対応の英語テスト(=CFERで測ることができる英語テスト)の一例は次のとおり。どれを受験してもOK。
VERSANT Placement Test https://www.versant.jp/versant_test_p.html
ケンブリッジ英語検定 https://www.cambridgeenglish.org/jp/
英検 https://www.eiken.or.jp/eiken/ (従来型英検、英検S-CBT (パソコン受験) とも有効)
TOEFL iBT https://www.ets.org/jp/toefl/test-takers/ibt/about
TOEIC https://www.iibc-global.org/toeic.html ※Listening & ReadingテストとSpeaking & Writingテスト両方のスコアが必要
これまでの人生で馴染みがあったのはTOEICとTOEFL。TOEICは何度かやっては挫折を繰り返してきた苦い歴史、TOEFLは大学院入試の時に勉強してなんとか結果は出したもののかなり苦しんだ記憶がある…。
"まだ何度かやったTOEICの方が続けられそうだな…"という、実感と呼ぶにはあまりに乏しいぼんやりした感覚に基づきTOEICを選択しかける。
が、ここで気になるのが「※Listening & ReadingテストとSpeaking & Writingテスト両方のスコアが必要」の不穏な文字。
いや、前から僅かに気にはなってた…なぜTOEICはわざわざ「TOEIC L&R」という表記なのか…。そして何度となく見なかったことにしてきた「TOEIC S&W」という表記…。
調べてみたところ、TOEIC L&RのみではCEFRを測定することはできないのですって。
【参考】https://prontest.co.jp/blog/toeic-cefr/(株式会社プロンテスト様のサイトより)
TOEICといえば一般的には「L&R」を指すけれど、「L&K」と「S&W」の両方のスコアがなければ、正確なCEFRレベルを知ることは不可能とのこと。
ハードル爆上がり。
そしてその費用は…計18,260円/回。高っ!!!!!!!
・TOEIC L&R:7,810円(税込)
https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/flow.html
・TOEIC S&W:10,450円(税込)
https://www.iibc-global.org/toeic/test/sw/guide01_03.html
しかもうちの会社、TOEICの受験補助なし!
TOEFLなら安いのか?と思って調べてみるも、$245/回。
もっと高い…こんなに高かったんだっけ…??
・TOEFL:https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/toefl_ibt/advantages.html
一度で結果が出るとは到底思えない私。なんとか受験費用を抑える手立てはないものかと社内情報を漁りまくる中でついに見つけたのです。
しかも、VERSANTの受験費用はなんと7,700円/回!
・VERSANT(English Placement Test)https://www.versant.jp/versant_test_p.html
(VERSANTにもVERSANT Speaking Test・VERSANT Writing Test・VERSANT Placement Testの3種類があるが、前者2つは1技能測定のためCFERの対象とならず、正確なCEFRレベルを知るにはPlacement Testの受験が必須)
これなら1回は無料で、2回目以降も比較的リーズナブルに受験できる。
というわけで俄然、聞いたこともない「VERSANT」の受験を検討してみる気になったのでした。
→#3に続きます!
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