己の一挙一動は、無意識に「カット」されている

闇金ウシジマくんのドラマ見てた。めちゃくちゃ面白い。
アウトローな話ではあるんだけど相手がなまじ一般人なもんだから完全に他人事だとも思えなくて、すれがすっげえ生々しく刺さってくる。
最初は今の自分の生活がコレに近いのか?と思ってしまったがそうじゃないな。日々生活してるどんな人間でもこのドラマに切り取られてしまう可能性を提示しているから怖いのだ。
面倒くさい言い回しになってしまった。このドラマには金持ちも貧乏も出てくる。そしてどいつもこいつも大抵ろくな目に遭っていない。
そしてさっきも言ったけど描写の生々しさがえぐい。
そのせいで、私が日々過ごしている日常すらも今『ウシジマくん』のカメラに切り取られてしまっているのではないか? という錯覚が湧く。
夜ふかしして、昼間に寝て、夜に起きて、また夜ふかししてウシジマくんを見て、喉が乾いたから水を飲み、狭いトイレで用を足す。この動作一つ一つがもう「カット」として脳に焼き付き、将来への布石になってしまっているんじゃないか? そんな焦燥感を視聴者に抱かせる。魔力。
勧善懲悪ってわけでもないところがまた怖い。悪人だろうが善人だろうがカネ絡みのいざこざからは逃げられない。
ただ、見ている側からすると、債務者になにか災難が起こったときに
(こいつならまあしょうがないな)と思うときと
(なんでこいつこんな頑張ってるのにこんな目に!)と思うときの
二通りあって、自分は前者にならないように誠実に生きようという気分にはさせてくれる。ダークな要素はあるけど結局「真面目に生きろ」ということなんだろうな。真面目に生きよう……。

この前も書いたけど、最近見たアニメや映画
・全裸監督
・彼女
・東京リベンジャーズ
・蛇にピアス
・冷たい熱帯魚
・闇金ウシジマくん
めちゃくちゃ暗くてバイオレンスに偏ってて笑ってしまった。
Netflixのオススメがどんどん怪しくなっていくと思ったけれど、まだ五等分の花嫁をオススメしてくれていたのでNetflix、好き。
もともとこういう話が好きっていうのもあるけどそれにしたって明るい話を全然見てないな。なんか最近衝動的にこういう傾向の作品を見始めてしまうのはなぜなんだろうね。
Netflixで作品を見るハードル、メチャメチャ低すぎて笑ってしまうという側面もあると思う。積ん読とか無限にあるんですけどそっちを消化するよりなんとなくつけてしまう! 明日からは積ん読のほうを消化していきたいね……。

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