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イースト菌は疲弊していた

私の憧れの街、フィンランドやスウェーデンのソウルフード
「シナモンロール」

10月4日は「シナモンロールの日」と呼ばれ、
1年のうちで最も消費量が多くなるみたい。

私は最近ハマって視聴しているyoutube「ふたりぱぱ」チャンネルから
その特別な日の存在を知り、
よし、私も作ってみようと思い立ったのが10月9日。


ここで私のパン作りの歴史を辿ってみる。

2年前の自粛期間、孤独で暇だった私は、
「パン作りがしたいからイースト菌もらうね」と母に言った。

母は料理が上手だ。

余談だが、私は調理実習中、
「料理ってどうやったら上達しますか?」と生徒に聞かれたらこう答える。
「美味しいものをたくさん食べること」

何回もチャレンジすることではなく、
「美味しいものに触れる」ことが私は手っ取り早く料理が上達すると思っている。

そう、だから、私は料理上手の母のもとで育ったからこそ
「食べること」が好きになり、
料理もそこそこ悪くないのだと思う。


話を戻すと、母からもらったイースト菌で初回はハムチーズパンを作った。
2020年の6月だった。
見事成功に終わり、8個できたそのパンは、一瞬で私の胃袋を満たしてくれた。

それから、初めの自粛期間があけ、
教員として忙しない毎日が始まり、一年が経った2021年6月。
またパンを作ってみようと初回同様ハムチーズパンを作ってみたが、
なぜか生地がべちょべちょでまとまらず、膨らみも甘かった。

なぜだ・・・
材料の牛乳を豆乳に変更したからだと思った。

そして今回だ。
豆乳が好きだが、牛乳を買い、牛乳を使用してシナモンロールを作った。

膨らまなかった・・・

おかしい。
材料はきちんとレシピ通り、なのに上手くいかない。
悔しくて、悔しくて、
ふっくら焼き上がった焼きたてのシナモンロールが食べたくて
もう一度挑戦することにした。

イースト菌って生き物だよな・・・

ふと、そう思った。

と、いうことは、イースト菌にも快適空間があるはずだと。
どうやら私の保存方法はイースト菌にとって快適すぎる空間だったらしい。

空気に触れることができ、
気温もちょうど良く、
元気にわんぱくに一年間活動していたイースト菌は
私と再び共演する頃にはぐったりしていた、というわけだった。

そこで私は朝からスーパーへ向かった。
新しいイースト菌を出迎えよう。
帰宅し、早々にパン作りを始めた。

生地がイキイキとしていた。
とても愛おしく思えた。

そしてやっとふっくらとしたシナモンロールを完成させることができた。

最後に、本日の学び
“イースト菌の保存は、申し訳ないけど、最悪空間で“

つまり、密閉し、冷凍庫に保存で、
「お前たち、次まで活動するな、次までにエネルギーを貯めておくように」
というメッセージを込めること。

次回、レシピを残そうと思う。
また来年もこの記録を見ながら「シナモンロールの日」を楽しめるように。


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