光の場所へ
2011年12月27日に母が亡くなり10年が経ちました。
母の命日に寄せて。
当時書いたブログを転載します。
今でも、あの日の朝は私の中にありありと蘇ってくる。
ママへ
12月の終わりに母が天に召され、光の場所へと旅立ちました。
5年半のガンとの闘病の末、夏に入院してからは家族でずっとそばにいることができました。
かけがえのない時間を過ごせたことに感謝して、この時間を忘れずこれからを生きて行きたいと思います。
交わした言葉の数々、
握った手のひらの感触、
朦朧とした中で私の頭を撫でてくれたこと、
何度もひどいけんかをしたこと、
大事に育ててくれたこと。
私はあんまりいい子じゃなかったね。
ママを助けてもあげられなかった。
それでも、私を愛してくれた。
それでも、いつも私を愛してくれた。
バイバイ、また会おうね。
天国で、また会おうね。
今、家族の介護をされている方へ
もしも、今、家族の介護をされている方、どうぞ、まずは自分を大切にしてくださいね。
息抜きちゃんとしてください。
そして、常に善意で相手に向えなかったとしても、どうぞ、自分を責めないで下さい。
けんかをしても、優しくなれなかったとしても、それが家族の証なんだと、
母との時間を通して私は学びました。
そして、最上の愛を交わして下さい。
二度とかえらない愛おしい時間を、たくさん味わって下さいね。
自分にとっても、介護してもらう側にとっても、辛いことがたくさんあるけれど、どうか、一緒に1つのことに向かいあえる幸せな時間になりますように。
さすがにまだ涙が止まりませんが、ガンは死に向って心の準備をしていける、という意味で、覚悟はできていたので、大丈夫。私は元気です。
新しい曲にも取りかかっています。
2012年、いい年にしようね。
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