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【失敗しない!】ワーホリ先の選び方

「ワーホリに行きたい!」と思われた方が、最初に悩むのは”どこの国に渡航しようか”ということではないでしょうか?

せっかく時間や費用をかけて行くのであれば、失敗しない渡航先選びをしたいですよね。この記事では、自身の経験を元にワーホリ先の選び方をナビゲートします。

著者:新堂 亜沙子
26歳のとき、一念発起して仕事を辞めニュージーランドへワーホリに。帰国後、大手広告会社に勤めながら英語の勉強を続け、現在は外資系広告会社勤務。アメリカ人のパートナーと国際結婚し、東京から情報を発信しています。

目次

  1. ”ワーホリ”で何がしたい?を決める

  2. 自分の性格を知る

  3. 自分の英語力を知る

  4. 費用を決める

  5. その国について興味があるか知る

  6. 帰国後の目標を決める

  7. 最後に

  1. ”ワーホリ”で何がしたい?を決める
    最初に、自分はワーホリで何がしたいのか、何を実現したいのかを具体的に考えてみましょう。「帰国後に、外資系の企業に勤めたい」「現地に永住したい」「観光もしたいし、現地で働いてみたい」等、実現する目標のレベルが個人によって様々です。

    ワーホリは国によってビザの期限が決まっている為、日本で過ごしているときよりも計画的に様々なことを進行する必要があります。まずはあなたのワーホリの後のことを、先に考えてみましょう。

    私はワーホリに行く前、規則の厳しい日本の企業で働いていました。毎日終電に揺られては”惨めな生活を抜け出すには英語を勉強して、話せるようになって生活を一変させるしかない”と考えていました。私の場合は、「現地の人と英語を話せるようになること」が目標でした。具体的にはビジネスで使用できる程度まで到達したい、と当初は考えていました。

  2. 自分の性格を知る
    実は、ほとんどの人が見落とすポイントです。ワーホリは日本での生活とは異なり、知らない人や文化に囲まれる生活になります。小さいことでストレスが溜まったり、”こんなはずじゃなかった”、と思ったりすることになる原因になります。例えば、ワーホリではないけど1週間程度の旅行に一人で行ってみてみることをおすすめします。自分がどういうことにワクワクして、どういうことは許せないか、自分でも気付かなかった性格をより深く知ることができるからです。

    もし、海外にいく時間が取れない!という方は、自分の過去を振り返ってみてください。修学旅行のとき、ずっと友達といるのは平気でしたか?共同でご飯を作ったり、片付けを共同で作業したりするのは得意でしたか?逆に小さい音でも気になって、睡眠に支障が出たり一人の時間がないと生活出来ないという人もいます。

    ワーホリでは、自分の用意できる費用に応じて滞在出来る場所も変わります。たとえば、安く滞在できるところは1部屋に3〜4台の2段ベッドがあり、寝る時も1人になれないお部屋というケースもあります。個室を契約するのは、もちろん相部屋よりも費用がかかります。

    自分がどんな環境ならやっていけるのか、性格を知ることはとても重要です。

  3. 自分の英語力を知る
    ワーホリでは色んな仕事をすることが出来ますが、採用は英語力によって左右されるといえるでしょう。例えば日本食レストランや農作業といった業種であれば、あまり英語力を要求されません。

    今あなたが検討している国、都市にはあなたの英語力に見合った仕事はありそうでしょうか?大都市には農園等が存在せず、お仕事がない場合があるので「自分の英語力で出来る仕事がある国や都市か」ということを軸に考えるのは重要です。

  4. 費用を決める
    費用はほとんどの人の一番の関心事ではないでしょうか。1.”ワーホリ”で何がしたい?を決めることが費用に大きく関わります。英語が超初級レベルで会話や挨拶から学びたい場合、ほとんどの人が語学学校に通う選択をします。

    ワーホリで、語学学校に通うことは家賃と同じぐらい大きな出費となります。私は語学学校には通いませんでした。大学時代のバイトで、挨拶や金銭のやりとりでは、初級レベルであるものの英語を使えていました。”全く初心者ではない”と当時は思っていました。

    費用として、私は100万円を用意しました。当時ニュージーランドにいた日本人の方たちに費用を聞いたのですが、この100万円は比較的安い方だった印象です。

    また、海外滞在1年間の保険料で35万円かかったので、残り65万円ですべてをまかなう必要がありました。人との共同生活も苦ではなかったので、相部屋にして費用を抑えました。目的、自分の性格、英語力を理解することが費用を検討する際に重要なのです。

  5. その国について興味があるかを知る
    英語習得ばかりを書いてきましたが、実は私がニュージーランドでワーホリをした時、「英語を勉強したいから」という理由で渡航している人は本当に少数でした。

    ほとんどの人はニュージーランドに大自然に惹かれ、その中でいろんな旅行をしたいという意見だったように思います。なぜなら、ニュージーランドには、Great Walkと呼ばれるトレッキングコースが全国に点在しています。

とても自然が豊かな国で、南半球に近い南島では氷河による侵食作用によって形成された複雑な地形の湾・入り江のフィヨルドを1年中観察することが出来ます。永久凍土があり、氷河の上を歩くツアーもあります。野生のペンギンやセイウチがいたり、野鳥を観察したりと、魅力がたくさんあります。

このように、私がワーホリ中に知り合った全世界からの友人たちのほとんどは、この自然を堪能することが渡航の目的だったのです。

もちろん、英語学習を目標にすることも素晴らしいですが、その国の何かに興味がある、近くで知りたいと思う気持ちも大事にしてほしいです。

6.帰国後の目標を決める
最後に、「ワーホリが終わった後どんな自分になりたいか」ということを想像したり目標を決めることをおすすめします。これは大きな目標じゃなくてもかまいません。”日本にいるときより、発言できるようになる”とか、”ニュージーランドで歩いたハイキングコースについてSNSにまとめる”等、何をやりたいかを考えながら過ごすことをおすすめします。

最初に書いたように、ワーホリの期間は有限です。濃密な時間を過ごす為に、ワーホリが終わった後のことを最初に考えておくことをお勧めします。

7.最後に
私は会社を辞めて、ワーホリにいって良かったと心の底かららいえます。渡航までには様々な葛藤がありました。

英語を身に付けるという目標を掲げて渡航しましたが、目標を達成した以上に世界中の人と話し、文化を経験し、交流したことが今も人生の宝になっています。

上記に挙げた【失敗しないワーホリ先の選び方】を参考に、ぜひ一歩を踏み出して欲しいと思っています。




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