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干芋づくり 1月12日(木)

干芋ってすばらしい。

見た目もすごく地味だし、買ってまで食べるものではない…と思っていた。
高知に来て、はじめて「手作り干芋」を食べてびっくり!凝縮された甘さ、ねっとりとした食感。ちょっとあぶったりしたらそれはもう極上菓子。お芋を干すだけでこんなにもおいしくなるものなのか。
いつか作ってみたいなあ、とおもいながら8年間、冬の直売に並ぶ干芋を買い続けてきた。

先日ご近所さんからいただいたお芋。まずは焼き芋にして(甘い!)、次は干し芋にチャレンジ。といっても作ったのは雄一郎さん。干し柿づくりが得意なので、干し芋もその流れでおまかせする。

お芋をまるごと蒸してから、切って、干すだけ。日中は外に出して、夜は家に入れる。天気にもよるけど、3日くらい。できあがったものを「できたね~おいしいね~!」とおしゃべり。

はじめての干芋

 お芋をくださったご近所さんにに、お礼とご報告がてらお昼前に持っていく。「はじめて作ったので味見してください~」というのは挨拶ぐらいの気持ちであったのだが、お昼すぎ、「服部さーん」と声が。手には小さな包み。

「あれちょっと硬すぎやせんろうかねえ」(あれちょっと硬すぎない?)とおっしゃりながら、ご自身が作られた干芋をくださる。

名人の干芋。お芋の形状、厚さ、しっとり感がすばらしい

いただいた干芋はしっとりとしていて、そうそう、この感じ!「きちんと干さないとカビてしまうのではないかと思って、ちょっと干しすぎたみたい」などとおしゃべりしながら干芋の作り方について話す。

干芋は直売でも買えるけど、ひとパックを家族で分け合うくらいの値段(しかも「え~これだけ~?」と子供は不満げ)。作ってみればその価格は妥当というかむしろ安いくらいなんだけど、さすがに10パック買う訳にもいかず….自分でも作ってみれば学びが多いし、好きなだけ食べられる。上手くできたらおすそ分けもできちゃう。

いただいたお芋。このうち一つを種にすれば、来年「干芋用のお芋」が自給できる!

お昼は白菜のパスタ。

白髪ねぎと胡椒がいい仕事をしてくれてる

昨夜娘のお祝いで焼いた、我が家初のコープ自然派の「牛カルビ」。フライパンに残った油は、洗う時にべとべとになるし、排水口にも詰まりそうだし….それに、じつはおいしい。牛の油の香りと甘さ。子供たちは牛肉を焼いた後の油を使った焼きめしが好物。

その貴重な牛脂を有効活用した白菜のパスタはごちそうともいえる。冬の白菜は甘くておいしいね…と言いながらハッピーに食べる。

午後は本のゲラチェック。

ゲラってなに?って毎回思う。調べてみたら「活字の組版において使用される枠箱」のことを「校正用の試し刷り」の意味で使っているみたい。昔は、「活版印刷」といった方法が使われていた(ハンコみたいな文字部品を組み合わせて箱に入れ、インクをつけて印刷する)。活字も組版も枠箱も、一般的には、もう使われていないけど、言葉だけが残って使われているんだなあ。

本は、今度の春に出る『かみきこうち』という高知案内の本。

4月からの朝の連ドラで、神木隆之介さんが高知出身の牧野富太郎博士を演じる。同時に高知の魅力を発信しよう!という「高知のビジュアルガイドブック」。 

神木さんが高知のいろんな人に会って話を聞く対談スタイル(我が家にも来てくれた)。そのほかに、高知のおすすめの場所やお店などの紹介も。我が家にはテレビがないので、実は神木隆之介さんのことを知らなかったけど、さわやかな好青年。たのしくお話しさせてもらいました。

発売は3月28日、たのしみ!


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