月に1度の本の会 2月6日(月)
毎月たのしみにしている本の会、雨風BOOKNIGHT。
場所は、高知県南国市にある「食事と図書 雨風食堂」。和食の定食が素晴らしくおいしくて私の心のオアシス的存在。
店内には充実の本コーナーがあって、毎回目が釘付けになる。雨風BOOK NIGHTは、その選書を担当している「雨さん」を囲んでの月に一度の会。本好きの人が集まってたのしい時間が繰り広げられている。
わたしも本はかなり好きな方。日々あれこれ読んでいるけれど、この本の会に参加しはじめて、自分の中で、じわじわと変化が起こりはじめた。
本屋さんや図書館で、ブックナイトで紹介された本を見つけると、「あ、あの本!」と思う。そして、そのとき語られた言葉、受け取った印象などがよみがえってくる。回を重ねるごとに、ブックナイトにまつわる記憶が、日常の中に漂うようになった。
すぐに読みたい本、いつか読んでみたい本、読まないかもしれないけど、心にひっかかる本。そんな本の話が飛び交う夜の時間の余韻が、しばらく体に残る。
選ぶ本はそのひとの「いま」をあらわしていると思う。
続けて参加していると、他の人が前回、そのまた前の回に紹介した本とのつながりが見えてくるのもおもしろい。その人の輪郭がすこしづつくっきりとしてくる感じ。
本のトークの前には、なんと「まかない」の時間もある。今回は玄米とのっぺい汁。あたたかくて滋味深く、すっかり満たされてしまう。
会の途中にはデザートタイムも。コーヒーとチーズケーキ、プリンもある。脳みそをつかうと甘いものがほしくなる。
今回私が紹介したのは、つぎの3冊
『プリズン・サークル』坂上香 岩波書店
『傷を愛せるか』 宮地尚子 ちくま文庫
『3年の星占い 2021-2023 』 石井ゆかり
ちょっと重めのテーマの本が2冊と、星占い!
「どの本を持っていこうかな」と出発前に選ぶのものもたのしい時間。
月に一度の週末の夜。本を中心にあつまるひとたち。
今月の会が終わったばかりなのに、もう次回を心待ちにしている。
photo: kettle_photo
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