ダメダメを連呼した、とてもよい１日のお話

今朝起きたときに、「あ、今日はダメだ」と思った。

気持ちが冴えない。お酒を飲んでないのに二日酔いみたいに頭の奥がズキズキしていて、身体が重たい。何をやってもうまくいかない予感がする。

いつもの私だったら

①「朝からダメだなんて思ってたら、ダメだ。もっと落ち込んでしまう。ダメじゃないダメじゃない。気分がよくなるためにどうすればいい？？」
→なんとか「ダメな気分」から這い上がろうとして、ますます苦しくなる。

②「なんでこんなに気分が悪いんだろう。コーヒーの飲み過ぎで寝つきが悪かったからかな？夏バテだろうか。栄養不足？それとも運動不足？？」
→ダメな原因を探そうとして、自分の足りないところがどんどん気になる。

③「もう起きるの嫌だ。えーい、このまま寝てしまえ」
→現実逃避。自己嫌悪に陥る。

この3つのパターンをたどることが多い。

人前では機嫌よくいるように心がけているけれど、実は、けっこう頻繁にメランコリックになる。

今朝はなぜか、「そうなのだ。今日はダメなのだ。私はダメなのだ。もうダメだ。本当にダメだ。あー！ダメだダメだダメだダメだーーーー。もう人生終わるぐらいダメだ」という思いが溢れてきて、「もうダメだ、もうダメだ、もうダメだ・・・」と実際に口にしてみた。

ダメだダメだは、どんどんエスカレートして「自分をこんなにダメだと思っているなんて、私はなんてダメなんだ。ダメすぎる」と続く。

もはや、何がダメなのかはよくわからなくなってきたが、自分の中に「ダメだ」がだいぶ溜まっていたことがわかった。

１時間ぐらいだろうか。「朝の貴重な時間をダメだと言ってすごすなんて本当にダメな1日のはじまりだ」etcと続けていったところ、急に可笑しくなってきた。

わかったよ！ダメなんだね。いいよいいよ。好きなだけダメでいればいいじゃないか。

なんだか自分が可愛く思えてきた。

私のなかにはイヤイヤ期ならぬダメダメ期の天邪鬼ちゃんが住んでいるのでしょうか。

そして好きなだけダメダメとわめいていた中の人は、気がすんだようでケロッとしてご機嫌を取り戻したのでした。

大好きな美容師さんに「いつも明るくて素敵なお嬢さんよね」と褒めてもらって、嬉しいやらおかしいやら。

結局、今日はとてもいい１日になったのでした。

めでたしめでたし。

イヤイヤもダメダメも、あんまり言わないように我慢していたのかもしれません。

ネガティブなことは思ってはいけない、口にしてはいけないのというのが呪縛になってしまうことってありますね。

それにしても、朝起きたとき「最高！」っておもうときと「最悪・・・」っておもうときの違いはなんなのでしょうか。お天気と一緒なのかな。

（了）
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