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bad week

モヤモヤした一週間だった。

ここ数日は規則正しく読書や入浴に夜の時間を費やし、早めに就寝していたけど、今日は優に数時間、ネットサーフィンをしながら、今の私にしっくりくる「答えのようなもの」探しに勤しみ、今に至る。

radikoやらVoicyやらTwitterやらnoteやらで過去のメディアを漁りながら、これでもないこれでもないと、インターネットの海原を回遊して、結局糸井重里がどっかの対談で話していた言葉で、私のモヤモヤは、「モヤ」くらいには解消された。

仕事の話をしているときに、よく「納期と予算と人数」の話しかしないことってありますよね。その3つがクリアされるとみんな安心したような顔をして、もうできたようなものだと言う。でもそれはぼくの仕事じゃないと感じてしまいます。「面白さ」がないんです。人数がどのくらい必要かとか、納期に間に合うかとか、予算によってクオリティーが変わるとか、それしか考えられない仕事なら、人間がやる必要はない。

イタイところを突かれすぎて、内省しまくっている。

 営業の仕事は「人と金と時間をいかに仕切るかである」という薄っぺらくも、私が社会に出てからそれなりにしがみついてきたポリシーが、そのまんま否定されていて、もはや笑った。
 加えて、「人間がやる必要はない」というセリフは、AI業界に勤める私にはより一層鋭利に突き刺さる。

 「そうなんだよね、新しいことするっていうのは、確かにそういうことなんだろうよ、、でもさ、、」と自分を肯定したい気持ちを、今日ばかりは何とか心の奥へ上品にしまい込んでみる。
 自分の成功体験や過去に作ったルールを一旦まるっと手放して、未来に向かってやり方を変えていくしかないんだなと、なんとなく納得した気持ちになった。

 仕事で思うところが沢山あった一週間だった。自分の至らなさを痛感している。

 「自分はこういう人間で、こういう強みがある、こういうスタイルだ」みたいなものに捉われるから、イメージと現実の乖離に悩まされて、不安になるんだと、最近心理学を学んでいる親友が言っていた。
 自分のイメージや理想を意識せず、目の前にあるものに謙虚に愚直に取り組むのは難しいけれど、それくらいしか人生に確かなものってないよね、と。変な拘りやプライドは、捨てられるだけ捨てた方が良い。

 仕事にせよ何にせよ、未来を想定せずに、「今」というプロセスとどう向き合うかというのは、とても難しいなと思う。少なくとも、仕事においては全員が全員「今」だけを見据えていても、埒が明かないことは多々ある。
 でもまあ、こういうことを書いていると、何だか自分の課題と向き合っている気にもなって、やるべきことが見えてきて、心がすっと穏やかになります。

 モヤモヤした一週間を過ごした分、仕事にもプライベートにも、ほんのちょっと「面白さ」が加わるかもしれない。

 とりあえず週末が終わるまでに金原ひとみの『腹を空かせた勇者ども』を読み切りたい。Happy Friday:))



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