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親子教室に行った話

息子の療育相談を始めてなんだかんだ半年。
これから「親子教室」なるものに週1で通うことになった。

発達のあれこれを相談することになった経緯は、ここにざっくり書いている。


上記を書いてから、定期的に療育センターで「発達検査」を受けた。

今回は「K式発達検査」というものだったが、(詳細については割愛)結論、「発達が平均よりゆっくりめで、自閉スペクトラム症の疑いがある」ということがわかった。

その診断結果を受け取ったとき、正直納得はいかなかった。
検査時点から結果を受け取るまでに3か月が経っていて(療育センターの予約が取れなすぎる&せっかく取った予約日に息子が発熱したりして延期が続いた)、「いや、この兆候もうなくなってますけど?」という内容が多々あったからだ。そりゃそうだ、検査を受けた当初はまだ環境に不慣れだったということも多分にあった気がするし、前提として、3か月も経てば人は育つ。

とはいえ、そういう診断が下りたからには、親としてできることはしなければという思いもあり、「療育の教室に空きが出しだい教えてほしい…」と依頼をし続けていた。

相談開始から半年後、ようやく市が主催する「親子教室」に入れたのだった。

「親子教室」とは、「発達に心配のあること保護者が楽しく遊びながら学んでいく教室」とのことで、自治体が主催するものもあれば、民間が行っているものもある。いずれも枠が限られており、すんなり入れるものではないらしい。

空きが出たとの連絡を受けたときはうれしかった一方で、「平日の日中開催」というのは悩みの種だった。そこで、重要な会議が重なる日は欠席し、それ以外の日は何とか融通をつけて参加することにした。

私が参加した親子教室はこんな感じだった。

<概要>
会場:公共施設
時間:9:30~11:30
参加者:6組の母子、保育士3名、ソーシャルワーカー1名
プログラム:朝のお仕度、おもちゃ遊び、手遊び歌、バルーン遊び、ゴム遊び、朝の会、音楽に合わせたエクササイズ、かけっこ、シール貼り、平均台、帰りのお仕度、解散

当日、ちょっと早く着いたので会場外で待っていたら、すでに何度も参加しているという親子が来た。色々聞いてみたところ「親が疲れますよ…苦笑」とのこと。終わってみてわかったが、本当にそうだった。とにかく、疲れた。

というのも、上記に書いているプログラムが各数分ずつ、間髪入れずに展開していくのだ。「それでは、XXあそび、おーしーまい!では一曲歌いましょう!」と言って「どんな色がすき」を歌っている間に他の保育士がすごい勢いで場面転換。歌が歌い終わったらすぐに次のプログラムを行うのだ。

2時間で行うにはちょっと過多なのでは?というプログラムの数。
終了後、保育士さんに「場面転換がすごくて驚きました」と感想を述べたところ、「療育ってそうなんですよ」と言われた。目的としては、集中力を養うためとのことだが、実際のところ「間が嫌いな子」への対応という意味合いもあるらしい。

「疲れた」以外の感想も書き留めておきたい。

・他の参加者は、息子と同様「パット見、発達が遅れてるのかわからない」2~3歳児。でも何かしらあるからここに集っているんだと思われる(詳しく聞きたい、話してみたいけどそんな時間はなかった)。
・「お支度」(自分のシールが貼ってあるところに荷物を収納する)「朝の会」(席について先生の話を聞く)などは、保育園児ならば難なくこなせる気がする。
・プログラムの内容は乗り越えやすいものばかりで、誰かひとりが取り残されるようなこともなく、ちょうど良いレベル感。とにかく褒めてもらえるので、息子の自己肯定感がぐんぐん上がっているのがわかった。
・親子で一緒にかけっこしたりエクササイズしたりと、結構しっかり動くので、運動しやすい格好がよさそう。
・息子がプログラムに取り組む姿を見るのは新鮮で、「あ、こんなに順番待てないんだな」とか「誰も発言しないとき、最初に発言するタイプなんだな」とかいろいろな発見があった。
・息子はめちゃめちゃエンジョイしており、「次はなにをするのかな?!」と目をキラキラさせながらすべてのプログラムに集中して取り組んでいた(終了後はぐったりしていたが)。
・終了後、他の参加者の方たちはよもやま話をしていたが、私たちは急いで保育園へ…(お昼ご飯に間に合わせたい)。私もちょっと交流してみたい…けどスケジュール的に厳しそうだ。

これから、週に1度、息子も私も午前半休を取って親子教室に参加する日々が始まる。初回参加してみて、「体力が吸い取られる」ということがわかったので、前日は早く寝て体調を万全にして臨みたいと思う。

親子教室に関する情報が少なかったので、何かの参考になれば幸いである。

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