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5/1帰ってきた首都圏

都会の喧噪から離れ田舎で仕事に励み、広大な自然を背に、狭い職場関係とちょっとした社外のコミュニティの中で一生を過ごせると思ったら大間違いだぜ!

目が点

配属発表、僕を含め20人弱が順番に名前を呼ばれ、配属先が発表されていく。とはいえ、事業所は多くないし、働く事業所自体はなんなら採用段階である程度決まっているので、お目当てはどの部署になるか、程度のはずだった。

発表方法はまるでドラフト会議で、プロジェクターに自分の名前が大きく中央揃えで書いてあり、その後のアニメーションで自分の配属先が下から現れる。

僕としては特にめちゃくちゃ行きたい部署があるって訳ではなく、ちょっと行きたいところにいけるかなぁくらいのドキドキだった。いや、正直な所それだけだとつまらないなとは思っていた。が22年強の人生においてそういったサプライズが起きたことはなかったのでそのサプライズは期待していなかったし、期待してはいけないと思っていた。

そんでもって4番に目僕の名前のスライドショーが現われ、同時に人事部の部長が僕の名前を呼んだ。五十音順だったため、特段驚くことも、そこそこの緊張感を持って返事をし、起立した。

さあどんなもんかと思って待っていると、パワポのアニメーション機能でプロジェクターの底面から文字が現われた。やけに長い。なんか横文字で読みづらいど、最初のH君と同じ部署だ。あー知り合い居て良かった。で、勤務地は…は?大阪?逢坂?oosaka?

目が点。マジでこれは比喩ではない。目が丸くなったしなんなら軽く動悸もした。その日、その後の研修は正に手がつかなかった。多分人生で1番驚いた瞬間だったと思う。正に動揺していた。

選択肢から外していた

僕の会社はある会社の子会社で、僕はその親会社の方に入りたかった。とはいえその親会社には書類で落とされているし、内定した後の話では文系の僕が子会社就職で親会社にいくことはまずないとみていた。だから、その親会社の方でやりたかったことに近しいことができる子会社の方で頑張ろうと思っていた。

ってことを思っていたから、配属で親会社行きがあるなんて思っていなかった。ある種諦めの感情を抱いており、納得までしていた。そんな心持ちに対して突きつけられた予想外の配属はうれしいというよりは困惑だった。引っ越しやら、人間関係の構築やら(これが中心)。

予想外の出来事

この配属の捉え方とかはおいといて予想外の出来事もあった。僕はそれまで社員寮に住んでいて隣の同期と結構仲良くしていた。そしたら配属発表の後、その同期が僕の部屋にやってきて号泣し始めた。なんだこいつかわいいなあと思いつつ、良い同期を持ったなあ自分もつられそうになった。

ともったらその隣の同期は僕の配属を受けて燃えていて、俺も頑張るからお互い頑張ろうな!と、もう不安90%みたいな僕を差し置いてめちゃくちゃにやる気に満ちあふれていた。そいつらに勇気づけられたというのもひとつだが、なんというか、こう、本当に人それぞれ違うんだなと思って少し落ち着けた。

実際どうなん

今はもう大阪について荷開きが終わった部屋で記事を当時を俯瞰し手書いているから言えることだが、悪くはないと思う。こんな機会は滅多にないという意味で。実際僕にはあまり時間がない。別に余命だとかそんな話ではなく、親の介護とか考えたら、おそらく自分の思うように使える人生は今後10年間くらいになりそうな気がするからだ。そう考えるとまたとないチャンスとも言える。

環境面では少々面倒な部分はある。都会は人が多い。良くも悪くも。強に開きをして近くを散歩してすでに人の多さに辟易しかけた部分がある。大自然がちょっと恋しかったり。

じゃあもう戻ってくるつもりがないかというとそうでもないし、なんなら俺はこっちに戻ってこなければならない、そう思った。それに関してはまたnoteにすると思う。

まあ田舎にいて落ち着いてnote書く回数も減るだろうなとか思っていたが、こっちに来てしまったからにはきっと増えるんじゃないかな、いえ、増やします。月3、できれば週1くらいのペースは作りたい。なんにせよ無理せずガス抜きしていきたい。

本当に人生何が起きるk分からないということを身をもって体感できた配属発表だった。



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