語学勉強が目的ではない読書
私は読書が大好きで、頻繁に本を読んでいます。
英語、フランス語、ノルウェー語、デンマーク語、スウェーデン語で本を読むことも多く、特に英語とノルウェー語の量は多いです。
ただ、本を読んでいるときは語学学習が目的であることはほぼないです。
基本的に本を読むときは単に読書が好きで、内容を理解したいからであり、「語学勉強」という意識が皆無です。
それでも何回も出てくる単語でわからないものがあると、さすがにオンラインの辞書などで意味を調べたりします。 ネットの翻訳機能を使って文章全体を翻訳するということなどはまずしません。
基本的になぜ勉強の感覚でそういうふうに単語や文章の意味を調べないのかというと、語学学習が目的ではなくて、その本の内容の全体のコンテンツを理解することが目的だからです。
わからない単語などがあっても、内容を想像したりすることはできます。
本を読むときは何語であれ、特に日本語以外の外国語の場合は、「なるほど」と思ったところや、「へー」と思ったところにマーカーを引いたり、自分の考えを書いたりします。
特に日本語以外の言語で本を読んでいる場合は、ちゃんと自分の中で理解できるかを確かめるために、ちょっとしたとても短い要約をそのページに書き込んだりします。 そのページの小さな要約やメモが日本語で書き込めない場合は、「その内容を理解できていない」ということです。
また、本の内容が、例えば北欧の社会や政治に関するもので、自分の記事にためになるような本の場合だと、特に自分のメモは日本語で残したりします。 それで後で見返したときに、そこのページを見つけやすくします。
私はこのように書き込むことがとても多いので、本は基本的にオンラインではなく、紙の本で読みます。 また書き込むため、図書館で借りることはまずほぼなく、お金を出して買っています。
自分にとって読書は本当に好きなもので趣味なので、読書は全く苦痛ではありません。
自分の興味のある内容でガツガツと読めた本の場合、「いつの間にか語学の勉強にもなっていた」「リーディング力がついていた」などのプラスの効果に後から気づくこともあります。
映画鑑賞をする際は字幕を見ずに英語などに集中することで、少しはリスニング力を鍛えようという感覚も多少はありますが、読書に関してはまず語学勉強をしようとは思っていません。
そういう意味で、語学勉強をする人が読書好きな場合はメリットもあるのだろうと思います。
『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』(かもがわ出版)発売中です。カラフルな写真とともに、ぱらぱらと読める北欧モデル資料集のようになっています。