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北欧ノルウェー便り 1~5月号まとめ買い

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2018年1~5月に掲載した約130本の有料ニュース記事。当時は全部で4400円だった現地情報が、1990円というお買い得価格でまとめて読めます
気になりませんか?「北欧」って、実際どうなの? 現地取材と撮影ならではの、ほかでは読めない最新情報…
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2018年4月の記事一覧

オスロ市庁舎前がカーフリーに 車よりも歩行者のための場所に

今月はこの記事が最後となります。20本更新予定のうち1本「中央党とMeToo」は、追記したため2本分とカウントしました。 Photo&Text: Asaki Abumi ・・・・・ 25日、オスロ市議会は、オスロ市庁舎前の道路、Fridtjof Nansens plass広場を今年の夏からカーフリーとすることを決定した。

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ノルウェー右翼ポピュリスト政党の「移民マジックワード」と「リストハウグ効果」

「移民は、ノルウェーの価値観や規則を守るべきだ。仕事や未来が欲しいなら、ノルウェー語を学ばなければいけない。そのような移民はたくさんいるが、残念ながら、全員ではない」。 シーヴ・イェンセン財務大臣・進歩党党首の言葉が会場に響き、党員たちは拍手で喝采した。 このような発言は、トーンに差はあれど、右派・左派共に、大抵の政党が口にしている。しかし、移民や難民に最も厳格な進歩党が口にすると、まるでスキャンダルかのように、ノルウェーではニュースで大きな見出しとなる。 Photo&

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ノルウェー・オスロで電気自動車が課税対象に 来年から隣県からの出稼ぎ通行料1日413円?

「電気自動車(EV)は、いずれ課税対象になるんでしょ」。 ノルウェーで、ずっと、ささやかれていたこと。 (冒頭写真:オスロから車で2時間ほど離れた小さな町で。スーパーマーケットの駐車場にあった、充電スタンド。「こんなところにもあるんだね」と、ノルウェー人の友人たちと驚いた) ノルウェーの電気自動車連盟によると、2017年での個人の私用目的のための一般車両数は、270万台(ノルウェーの人口は520万人)。そのうち、 ●ガソリン車 41,94% ●ディーゼル車 47,6

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「私の責任だった」 うっかりドーピングのヨーハウグがカムバック

唇の治療薬による「うっかりドーピング」で、18か月の出場停止処分を受けていた、ノルウェーのクロカン選手、テレーセ・ヨーハウグ。 選手は、チームドクターの指示に従い、禁止薬物が入っていた唇の治療薬を使ってしまった。 ヨーハウグ選手は、「自分のせいではない」と主張していた。 ノルウェー国内では、選手を「可哀そう」とする雰囲気が漂ったが、「自業自得だ。選手にも責任がある」というバッシングを国外から浴びた。 処罰を受けていた間も、選手の現地での人気は、衰えることはなかった。地

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ノルウェー皇太子妃の息子が「プレイボーイのモデル」と交際中 王室が全面抗議

ロイヤルファミリーの、「私たちのプライベートには過剰に干渉しないでほしい」という言い分は、どれほど通用するのだろうか。 物価が高く、高い税金を払う北欧ノルウェーでは、納税をしない王室に対して、厳しい批判が飛ぶことがある。 ここ数年間で目立っている批判といえば、メッテ・マーリット皇太子妃の息子であるマリウス・ホイビー氏の動向だ。 ※25日に情報を追加しました(記事後半) かつて、一般人であったマーリット皇太子妃。ホーコン皇太子との結婚前には、別の男性との間にひとりの子ど

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ノルウェー女性文化大臣と #MeToo 若い男性との火遊びが代償に

ノルウェーでは、各政党で政治家たちが「セクハラをした・権力を乱用した」とする告発が相次いでいる。 多くは、権力のある男性から、権力が男性側よりもない女性に対するものだ。 しかし、与党・自由党の女性党首トリーネ・シェイ・グランデ文化大臣には、#MeTooが思わぬ形で影響を与えている。 過去の火遊びが、今になって大きな代償となって降りかかってきている。 2008年のセックスが、文化大臣を揺るがす2008年、グランデ氏は国会議員・自由党の副党首だった当時、28歳。友人の結婚

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「あんたの〇〇が欲しい」発言をしたのは誰?ノルウェー中央党で犯人捜し #MeToo

「俺たちは、あんたのフィッタ (女性器を表す俗語)が欲しい」。 ノルウェー左派「中央党」で、2008~2014年まで党首を務めたリーヴ・シグネ・ナーヴァルセーテ国会議員(女性)に届いたメールだ。 ※状況が毎日進展しているため、記事を26日に更新(記事後半に追記情報)。この記事は今月中に何度か更新するので、記事2本分としてカウントします 2016年2月、日曜日の夜のことだった。ナーヴァルセーテ議員は、2日前に亡くなった母親の葬儀を終えたばかり。 彼女の携帯電話に、男性党

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学校蚤の市レポート&格安のすごい店を見つけてしまった ノルウェー

購読者のみなさま、こんにちは。いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。 最近気づいたのですが、この記事の投稿時には、購読者の方にはメールでも記事本文が送られているようですね。メールだけで、読んでいる方はおりますでしょうか? noteでの記事は、SNSでの投稿をそのまま埋め込んだり、投稿後に文章を一部修正することもあるので、パソコンやスマホなどのデバイスから読むとよいかもしれません・・・!(SNSの埋め込み投稿は、メールには反映されていないようなので)。 ・・・

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卓球も食事も贅沢に楽しめるカフェバーBRYGG

「ブリッグ」というカフェバーが気になり始めたのは、いつだったろう。 コンサートやトークショーなど、イベント会場にもなっている飲食店。 筆者は、地元の新聞記者が招かれた議論が聞きたくて、2階の会場へと猛ダッシュしたこともある。 ブリッグが強く印象に残ったのは、昨年開催されたオスロでの「カフィカゼ・コーヒー・フェスティバル」でだった。 地元の有名カフェたちの中で、最もデザイン性などが優れたスタンドに贈られる賞を受賞したのが、ブリッグ。 写真:当時のコーヒーフェスにて。カ

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ノルウェーのスキー女王ビョルゲン、引退へ ヨーハウグが戻る世代交代の年に

ノルウェーのクロスカントリースキー選手、マリット・ビョルゲンが引退すると発表した。 「あとワンシーズンに捧げる、100%のモチベーションがもうない」と、選手(38)は、ノルウェー国営放送局NRKに6日に語る。 Text&Photo: Asaki Abumi ・・・・・

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ノルウェーで日本酒の勉強!? 酒ソムリエ教室、潜入レポート

北欧各地で活躍する酒ソムリエのエデュケーターである石井香織さん。「酒のプロになりたい!」。 勉強熱心な生徒との試験対策クラスは、実際どんな感じ? 石井さんは、北欧で初・唯一の酒ソムリエの教育者である。 日本酒「裸島」を製造するマイクロブリュワリー「ヌグネ・オー」社にも勤務していた経歴をもつ。 ※今回の記事は、短い写真レポートです Text&Photo: Asaki Abumi ・・・・・

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ノルウェー政治のメロドラマ なぜ、それでも支持される?

冒頭写真は、お気に入りの1枚。なぜでしょう? 【概要】 ●スキャンダルが止まらないノルウェー政府 ●支持率が落ちない首相と保守党の不思議 ●伝説の元首相 ●新たな伝説となる現首相 ●女3人で政権を支える、スーパーチーム ●石油を掘り続けたい党が、「環境党」と認められる? ●ノルウェーの矛盾を象徴する、有名な姉妹 ●アジア人移民が増えると、ノルウェーの未来と福祉制度は長くは続かない ●赤ちゃんと一緒に政策議論 ●え?MeToo? なんのこと? ●首相の後

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SNSが選挙を左右する ネット時代の政治家とは

ノルウェーの政党は、市民と交流を深めるために、SNSに依存している。 Facebookで市民の感情を煽るのが得意な政治家といえば、進歩党(右翼ポピュリスト政党)のリストハウグ国会議員。「ノルウェーのドナルド・トランプ」との異名ももつ。 その使い方を一歩間違えて、先月は法務大臣の座から退くことになってしまった。 「大臣のFacebook投稿が原因で、政権解体の一歩手前」という、信じられない事態を引き起こした国は、他にあまりないだろう。 ※ちなみに、リストハウグ議員は騒動

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サーモンよりピザ!? 物価が高いノルウェーでの留学生活

「noteでは、現地に暮らす人をインタビューする記事を増やしていくぞ!(知人はあまりいないけど)」。 そう思って、数日後。 まるで天からの贈り物のように、1人の大学生が私の前に立っていました。 出合いの場所は、カフェ・フグレン。音楽フェス「インフェルノ」の取材中、コーヒーを飲みに休憩していた時の出会いでした。 ありがとう、私たちを引き寄せてくれた、フグレンとブラックメタル。 渡辺六輝さんのノルウェーでの暮らし立教大学、経営学部 国際経営学科3年生の渡辺六輝さん(21

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