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不安‥か(透析)

私は元々、何が原因かわからないけど、うつ状態寄りにあって、それが生理前になると特にひどくなって、そしてどんどん体が疲れやすく働けなくて落ち込んで、もう、早く尿毒症か心不全で死んでしまいたいと思っていた。

その上サムスカの治療も辛かった。

もう、苦しみから逃れたかった。


たから透析を受けるつもりもなくて、しかも思ったより透析導入を奨められるのも早くて。

戸惑いが隠せない。


透析になったら、今までのような食事はできない。管理しやすくするためには、食べることを諦めるしかない。カロリーメイトにするしかないだろうかと考えたりする。

ピアノは弾けるだろうか、組手はもうできないだろうか。ギターやベースは弾けるのか、バイオリンならそれほど手首は曲げないだろうから弾けるだろう。
考えてしまう。左利き用のベースなら弾けるかとか、ピアノは片手にしようかとか。
昔よくわからないトレーニングをしたことがある。目が見えなくなってもピアノは弾き続けたいと思って、目をつむって弾いていた。だから未だに目を瞑ってもそれなりに弾ける。まだ小学生の頃だったと思う。


できなくなることに目を向けずに、できるほうへ進めばいいと思いながら、苦しい。

いざそうなってしまえば、案外ポジティブになれるかもしれないけれど、今は不安のが強いし、透析後生きている自分を想像せず、つまり延命はしないつもりで生きてきたので、本当にどうしていいかわからない。

前向きに前向きにと思っているけれど、そんなの嘘だと自分でも分かっている。たしかに夢中になにかしているときは透析のことを忘れている。けれどふとしたスキに闇が忍び寄る。前向きに前向きにと思っているのなんて嘘だとあざけるかのように。前向きさを虚しくすら感じる。

辛いとき、悲しいときは、そのままでいいのかもしれない。
ありのまま、寂しさ辛さ悲しさを味わえばいいのかもしれない。
けれどあまり持ちすぎると調子が悪くなるから、めちゃくちゃきちんと落ち込んだあとは、意外と頭がスッキリするので、そのチャンスに何かやりたいことをするのがいいかもしれない。



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