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萌土展へ行ってきました

今週の水曜日が祝日で仕事が休みだったため、岐阜県美術館へ行ってきました。

もともと岐阜県美術館へ行って寛ぐのが目的でしたが、何気なく県民ギャラリーを見ると「萌土展」をやっていました。
堀江良一さんら岐阜の作家さんの展示のようでした。

手前の部屋では陶を、奥の部屋では主に絵画を展示していました。


小木曽さんの陶。
別の角度から。整った造作をあえて壊しているところに美しさと世界の広がりを感じます。
手前の、竿に茶釜のようなものを吊り下げたようなインスタレーションが、私の心にぐっときました。
こういう、世界を描いているような作品が好きです。

奥の部屋と手前の部屋とは管理されてる方が違うらしく、絵画の部屋の写真は撮影していません。

私の1番のお気に入りは、「迷宮」という作品で、御影石や玄武岩を彫って、地下へと進む階段が作ってありました。まさに迷宮への入口でした。どうやら私は階段というものに馳せる思いがあるようです。

それから、部屋へ入ってすぐ歓声を上げた、降旗一成さんのforest。真っ黒い背景に白くぼんやり浮かぶものが、夜明け頃の朝靄のかかる森を彷彿とさせました。

岐阜県美術館は、外の壁はタイル張りになっていて、ピロティのように張り出した格好が、とても美しい建物です。あちこちの美術館へ行っていますが、建物の造形としては群を抜いて美しいと思います。岐阜へお立ち寄りの際はぜひとも探訪してみてください。


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