一番簡単な東浩紀の誤配についての説明

今回は、東浩紀が用いる誤配という概念について説明したいと思います。

東浩紀とは(そもそも)誰か。

東浩紀とは、現代日本における重要な思想家の一人です。

西洋哲学におけるこれまた重要な哲学者のジャック・デリダという人の研究をしていたり、日本のオタク文化を分析してみたり、情報社会について語ったりなど、様々な分野で活躍しています。また、ゲンロンカフェというトークスペースを作り、対談を主催しています。

誤配とは何か。

誤配とは、ひとことでいえば、様々なものを成立させる影の主役のようなものです。
誤配によって成立するものは、たとえば、言語の意味やひとの認識(→存在論的、郵便的)だったり、キャラクターの在り方(→動物化するポストモダン)だったり、経済(→「誤配」について詳しく学びたい)だったり、連帯(→ゲンロン0)だったりします。
そのような主役が、なぜ「誤」配という名前なのかといえば、そもそもひとは、与えられた(=「配」分された)ものの構成要素(たとえば、言語における意味)を正しいといいきれないからです。なぜ正しいといいきれないかというと…、『存在論的、郵便的』を読もう!

誤配はなぜ重要か。

まず、誤配を発生しやすくすると良いことがある、とされます。たとえば、イノベーションが起きやすくなったり(→哲学の誤配)、格差問題が解決します(→ゲンロン0)。また、様々な分野(哲学、文化、経済、政治…)に見いだせるという応用性があります。

したがって、誤配は様々な分野において良いことを生み出せます

まとめ

まとめると、誤配とは、世界の影の主役であり、うまく使えば良いことがあるものでした。

より深く知りたいひとは、まずは彼の哲学の総集編である『ゲンロン0』を読むといいでしょう。また、厳密に理解したいひとは、『存在論的、郵便的』をおすすめします。

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