「いい質問」が人を動かす レビュー

「いい質問」が人を動かす/谷原誠

みなさんこんばんは！カズサです。
いつもご覧頂きありがとうございます！初めましての人は初めましてです😊

今日は久しぶりのコミュニケーション系の本を読了しました。これについて私が感じた事や学んだ事をダラダラと書いていこうと思います！！

【感想】
結論としては、「相手を尊重する気持ちを持って質問した方が、議論をするよりよっぽど人は思い通りに動いてくれる」という事でした。
相手に喜ばれて、自尊心を傷つけないように動いてもらうには一体どうしたら良いのだろうと試行錯誤すべきだと筆者は主張しています。

そのための方法やテクニックで僕が気に入ったものを3つ紹介しますね！

1つ目は、自分の提案や主張を、さも相手が思い付いたかのようにする事です。

例えば、彼女と夏休みに温泉旅行しに行きたいとしましょうか。

彼女の家でまず、千と千尋の神隠しの話を出す（映画を見ても良いかも）
↓
千と千尋で出てくる聖地って愛媛の道後温泉なんだってー！温泉って最近行ってないよね…的な会話に持っていかせて、同意させる。
↓
近場で温泉って言ったら、草津温泉か箱根温泉あたりかなぁって提案し、君はどっちが良いと思う？と選択させる
↓
彼女「箱根にしよ！千と千尋は関係ないけど、あそこエヴァンゲリオンの聖地らしいよ！行ってみよ👍」
or
彼女「草津ってなんかお湯が流れてるところでしょ！一緒に食べ歩きデートもできるっぽいし行ってみよ」

という流れになるのではないでしょうか？

逆に最初から夏休みどこ行きたい？とか夏休み温泉に行こうとしてるんだけど、草津か箱根ならどっちが良い？みたいな聞き方すると、え？私は海行きたいんだけど…となる可能性が大いにありますよね。そこからダラダラと無駄な議論が始まるわけですよ。

それなら、温泉に行きたいという雰囲気作りから始め、相手が行きたがってるから、俺も付き合うよという流れに持っていくと良いかと思います！

2つ目は、誤導質問です。
例えばこんな感じの質問です。

「この商品が何故評判が良いのかお客様はご存知でしょうか？」
↑
ぱっと見た感じ普通の質問ですよね。

しかし、良く考えて下さい。この質問はい、いいえどちらで答えても、”この商品の評判が良い”と認めさせているのです。

人間は矛盾する事を嫌う生き物です。それが自分の決めた事なら尚更。
なので、矛盾無く一貫した行動をするのですよ。この質問は相手に自分にとって都合の良い前提条件を認めさせた上で話が進むという狡猾な質問方法です。
因みに、裁判では禁止行為らしいです。気をつけて下さい🙇‍♂️

最後に、相手の”感情”を先に動かし、次に”理性”を動かすという事です。

TVの通販番組とか見たことありますか？

ダイエット器具類のCMでは、絶対最初ぽっちゃりしたお腹が出てきて、次にモデルの痩せたお腹が出てくる。
そして、一言
「皆様も現状を打破し、こんな綺麗なボディになりたいですよね？」
からの、商品の特徴がダラダラとあり、料金が20000円です！という流れです。
付け加えで、分割払いがあるから直近でお金無くてもOK！今注文すると、おまけもつけます！
というような流れですよね！

ボディラインの部分で相手の感情を揺らし、特徴を相手に届けます。
最後に料金のあたりのリボ払いできるやおまけつけるというところは、相手に買うための理性に訴えかけ納得させる為のものです。

これ逆の流れだとほぼ100%人は動かなそうですよね。いきなりこの商品は20000円です！から始まる通販ですよ？
まぁ1つくらいあっても面白そうだけどね…

という事で、相手に動いてもらいたいなら、”相手の自尊心や立場に立った上で考えて質問を投げかける”と言うことでした。
ひろゆきさんの論破力でもありましたが、戦闘的な議論は、最後通牒的な手段にしておりましょう…やはりあんまり良いことが無いそうですよ。
相手に前向きな気持ちで動いてもらう方法をまず第一に考えてみましょう。

それでは皆様おやすみなさい💤