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コロナの影響によって自宅にいる時間増えたけど、このことで得る事が多い

 コロナの影響で、今東京では緊迫感が高まっています。と言いたいところですが、実際は危機感を感じているような様子が見られません。普通に花見で出かけている人も多く、そして渋谷は相変わらず人が多いなど、まだ意識が低いように感じています。今回のコロナは非常に恐ろしいもので、小さい頃から家庭を笑いで溢れさせてくれていた志村けんさんも天国へ旅立ってしまったりと、思っていなかった事が起きてしまいました。自分がいつの間にか感染している可能性も0ではないので、日々の検温や手洗い消毒は欠かせません。

 と、長くなりましたが、今回の主題としては、「この状況下で得たもの」です。というのは、いつもよりも比較的家に引きこもっている時間が長いという事で、様々なことを得る事ができました。皆さんもコロナによって改めて学んだことなどをどんどん発信して欲しいです!!

時間があって数学の基礎的な本を読んでいて改めて感じたこと

 これはどういうかと思う方も多いかと思います。

 私は現在学部4年で、これから研究が本格的に進むために、今の休みの間は論文の読み込みや学んだことのレビュー、そして先進的な研究の調査を行っています。先進的な研究の調査を行うためには、家に引きこもらずに、街に出ていろんな場所から情報を得ていました。ですが、今現在はコロナウイルスの影響によって家に引きこもっているので、今まで学んできたもののレビューなどを重めにおこなっています。その時に、雪江先生の「代数学1 群論入門(日本評論社)」、そして松坂先生の「集合・位相入門(岩波書店)」を読んでいた時に、共通してあることを感じました。それは、「〇〇ってなんだろう」と思うことの大切さです。例えば、集合・位相入門の本では、「集合とは何か」という事がまず書かれています。これに関しては、集合という言葉が日常でよく使われる言葉なので、意外と説明する事が難しいかと思われます。そして、集合は集合でも、数学での集合は「はっきりしたもの」が重要になってきます。本にも書かれていますが、「十分大きな自然数」というようなものは、人によって異なるので集合としては認められません。このようにして、「集合」という言葉を改めて考えた時に、その当たり前のような言葉を改めて学んだ時に感動を覚えたのです(自分だけでしょうか)。

 これに関連して、2003年度の東京大学のある問題を思い出したのです。それは以下の問題文です。

円周率は3.05より大きいことを示せ。

この問題、皆さんならどのように解答しますか。アプローチは様々ですが、そもそも皆さんは「円周率π」について理解していますでしょうか。普段数学の問題でさりげなく登場している無理数といえば、「円周率π」「ネイピア数e」などがあります。これらを断りなく利用していますが、そもそもこれらの数が何かを疑問に思ったことはありますでしょうか。この疑問に思うということこそが、東京大学の問題を解く事ができるという事なんだなと感動を覚えた問題です。この頃はゆとり教育で、円周率は3として扱っていたところに水を差すような感じでこの問題が登場したそうですね。このような問題を思い出すプロセスを経て、いろんな当たり前に疑問を持つようになりました。

 別に、このように思わなくてはいけないというような強制力は全くないと思いますし、疑問に思わなかったら負けということは全くないです。ですが、改めて「当たり前」を探求すると、意外と時間が潰れて暇な時間がなくなりましたね(笑)。別に初心に帰るわけでもなく新鮮な気持ちで溢れるようになります。

 そういえば少し前まで、このような基本的な部分に関して疎かにしている自分がいました。というのは、「別に使えれば良いじゃん」と言って基礎部分を触れるだけにしてすぐに応用する自分がいたということですね。別にこのような考え方も悪くはないと思います。ですが、基本的な部分を改めて見つめ直す、そうすると出てくる意外な感動というものが見えてきます。

手洗いは大事

 これに関しては、本当に当たり前のことなのですが、これも前のセクションでの「当たり前を考える」という部分から学んだことです。手洗いの正しいやり方というのを知らない大人が多いという現状、そしてうがいの大切さを全く知らないという大人がまだ多いと感じています。

 最近では、朝の番組でのCMにて、手洗いの重要さを訴えるCMをよく見かけます。そこには「手洗いは最低でも30秒」という事が書かれていました。その時、ふと思ったのです。「なんで30秒は手洗いするべきなのか」と。このように思ったので、私は調べてみました。すると参考文献(URL)によると、数値データで現れており、どうやら時間に対して指数関数的に菌が減っていくという事です。例えばこの実験結果をエクセルや、Pythonモジュールのmatplotlib.pyplot等で出力して図として可視化することにより、時間 t = 30[sec] ではどのようになっているのかは確認できるはずですね。これを見ると、改めて手洗いの秒数の大切さを定量的に実感でき、手洗いに対する意識を高める事ができました。

実は家に引きこもっていてもできることは多いと改めて感じる(ITの進化にありがとう)

 といっても、これらのことを可能にしているのはやはり今現在までに整備されたネットワークやプラットフォームであると思います。情報の伝搬の高速化はネットワークのこれまでの急速の進化のおかげです。これが5Gがジェネラルな世界になったらよりそのありがたみを感じる(いや、むしろ感じなくなるかもしれないですが)と思います。これによって、今私たちはYouTubeなどで面白いコンテンツを何回も視聴できますし、いろんな場所での呟きをTwitterで見る事ができ、コロナウイルスの詳細情報はテレビやネットを通じて得る事ができます。そして、少しでも業務が進むように、ZoomやTeamsなどによってリモートワークが可能になっているのです。ついに本格的に役割を担うようになりましたね。

 そして、別に引きこもっていても、運動は簡単なものになりますが、有酸素運動や筋トレもインターネットで調べることで山のように出力されます。なので、別に引きこもりの状態であってもできることはたくさんあります。

 ですので、皆さんも油断せずに、なるべく家を出ることは避けてください!!そして、無理に規制などをしてその影響を広げないように協力しましょう!!一早い収束を祈っています。

ありがとうございました


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