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第3回 毒親アートフェス NHKに取材されました。それについて少し…

名古屋の愛知芸術文化センターにて、今回で3回目の開催になる毒親アートフェス。
開催日は9月29日(火)~10月4日(日)
虐待防止の社会問題に取り組みはじめてからは4年目になります。
少しだけ感想を。

名古屋NHKの番組「まるっと!」で取材していただきました。
自殺報道が増えてる中、たまたま開催初日に見つけてとのこと。

こちらがネット記事です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201002/k10012645251000.html
(※現在は全国版、東海版ともにNHKのサイトから削除されてました。当時の取材記者さんに問い合わせたところ、NHKのルールで数週間たったら消えてしまうとのこと)
記事内容を一部抜粋してこちらに掲載しておきます。


ツイッター上でもつぶやきましたが、
取材されたから、といって正直浮かれてる気持ちよりも「怖い」という気持ちのほうが大きいです。
まだ虐待がどんなに身近にあるかとか、どれだけの無自覚で無遠慮な言葉にさらされるのか、考えるだけでやはり怖くあります。
私自身も昔言われた「それくらい俺もやられたわ」みたいなことや、
「そんなのアートなの?」みたいな。
見かけた時は心折れるかと思いました。

それでも今回のお話を受けたのは、
マスクしてるから多少はいいかという思いと、
しんどいけど少しでも誰かに届けばいいなという思いからです。
当事者のなんらかの糧になれば何より幸いです。
(一瞬だけつぶやきました。)

NHK名古屋まるっと - コピー

うちの親はネットには疎いはずなのでたどり着くことはないと思いますが、きょうだいは分かりません。
親戚筋に知られるのも恐ろしくもあります。
一部実名でつながってる友人にもこの活動は告げていますが、本当に信用できる人だけのこと。どこから流れるかわかったものじゃない。

なので、私は可能であればなるだけ表には出てくないのですが、
虐待防止への何らかの活動、そしてアートやデザインに関わることはこれからも続けていくつもりです。
本名の名義で関わることもあると思いますが、本職を通じてのことなのでそのあたりは自分で区切りをつけてます。
我が事ながらめんどくさい…。

応募者の皆さんが、心を込めて作ってくれた作品は誰がなんと言おうと『アート』です。何より私がそうやって呼び込んでるのだから。
どこかで誰かが何かを言うでしょう。
それを見かけることがあって、心を痛めることもあるかもしれません。

それでも、
描こうと思ってくれたこと、
作ろうと思ってくれたこと、
今回応募出来なかった方も、
次回を考えてくださる方も、
全ての作品が愛おしく、その思いを私は何よりも尊重いたします。
苦しみながら作品を作っている様をTwitterなどで見かけるたびに、申し訳なくも思っていますが、やはりその時の感情も思いも、本人にとってはとても大切なものだと思っています。

この先、苦しくなったとしたら、
無力感を感じるときがきたら、
たまに作品の応募が完了した時を思い出してください。

とても頑張った自分を褒めてください
それができたことは、とてもすごいことです。
恥ずかしながら私自身が毒親アートフェスに応募したことがないので…私にできなかったことを皆さんはやってのけたのです。
スーパーマンではないけれど、たったひとつだけでも「自分自身を救えた」のだと。そう思います。

なんだか思いが溢れてきてこんなことかいてしまいましたが、心からそう思っています。

過去3回とも、応募者がこんなにいたこと。
関心を持ってくれた方がいたこと。
会場に見に来てくれた方。
チラシ配布や受付など、手伝ってくれる方がいたこと。
会場を貸していただいた方々。
巡回展を開催してくれる人がいたこと。

全てが重なって展示ができてます。
改めて、感謝を申し上げます。

去年、一昨年は大変すぎて「もうやだしんどいやらない」と言ってたりしましたが、今では可能な限り続けていきたいと思っています。

名称についても幾度も悩みました。
それでもこの名前だからこそ届けれるものがあるのだとも思います。
『毒親アートフェス』
インパクトとなぜだか口馴染みの良いこの名前で、来年以降は名古屋でやるかはわかりませんが、これからも続けていきたいと思います。



ここまで読んでくださりありがとうございました。 もし活動にご共感いただけましたらサポートいただけますと幸いです。