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人気者、愛され職人になるたった一つの秘訣

素晴らしいタクシー運転手さんに学んだ話

今回のお話は、個人事業主や、会社に所属している営業マンのように個人の成績が明るみになるような職種の方、私のように技術職、専門家の方、士業と呼ばれる弁護士、税理士、弁理士、公認会計士など、単独の力が重要な仕事の方々に向けてのお話です。

というのも、今日乗ったタクシーの運転手さんがとってもいいことを言っていたのでそれを皆さんにシェアしたいと思います。

この内容で、皆さんの心はきっと洗われます。

そして自分の行動を見直すきっかけになると思います。

もし、個人の職種であまり成績が上がっていない方は、今からお話することができていないはずですし、逆に今回の内容をどんどん自分の行動に落とし込んでいったら、営業成績も上がって、リピート率も上がって、指名をされるような人気者になっていくこと間違いなしです。

では、早速そのエピソードをお話します。

私は道端でタクシーを待っていました。

個人タクシーで、すごく大きなタクシーが止まりました。

珍しいなと思っていたら扉が開いたので、先に息子を乗せようと促しました。

車が大きいので、子供がよじ登らないと登れないような段差があったのですが、そうしたら運転手さんが、「届くかな?登れるかな?持つところがあるからそこをつかんでね」と、すごく優しく言ってくれたんですね。

愛想のいい運転手さんだなと思いました。

この時点で、運転手さんの気質というのがわかりますよね。

タクシーに乗った瞬間に、無愛想されたり威圧的だったりしたらガッカリしますもんね。

でも、「こんにちは」とか「ご乗車ありがとうございます」と爽やかに言われたら、気分がいいですよね。

そのうえ優しい言葉をかけていただけたら嬉しいですよね。

特に子連れの方や、私は今、足を骨折して松葉杖なので、そこで急かさず待ってくれる運転手さんというのは、とても心が救われます。

そうして車に乗り込みました。

いつになく豪華な革張りの内装で、車が大好きな息子はウキウキです。

しかも個人のシートになっているんですね。

一般的なタクシーが新幹線でいう普通の指定席だとしたら、このタクシーはグリーン車です。

肘掛けをパカッと開けて、ボタンを息子が押したらテーブルが飛び出してきて、パタンと倒したら目の前にミニテーブルができました。

まさに新幹線や飛行機みたいです。

しかも、そのテーブルが茶色の高級感あふれる素材で、息子が喜んで「ここでご飯食べたい。おにぎりちょうだい」とか言っていました。

そんな豪華なタクシーでした。

それ以外にも、東京タワーの近くを走ったのですが、夜だったのでライトアップされていて綺麗だったんですよ。

息子が「見て、タワーが綺麗」と言っていたのですが、しばらくして角度的に見えなくなったので「もう見えないから見ない」と息子が言ったら、今度は車の天井側が開いて窓になって、空が見えて、とにかく大喜びでした。

行き先についてもとても丁寧に聞いてくださり、とにかく感じが良かったです。

「すごくいい車ですね」と言ったら、運転手さんが「ありがとうございます。アルファードという車の一番ランクの良い車種なんですよ」と。

「そうなんですね。個人タクシーでこれだけいい車にしていらっしゃるということは、個人のお客さん専用という感じなんですか?」と言ったら、「ありがたく、ほぼご指名でやらせていただいております」と。

「どういう人が、どういう用途で指名するんですか?」と聞くと、「長距離移動されるときとかですかね」とおっしゃるので、「例えば外国から来た方々、観光などで移動するときとかですか?」と聞くと、「私は夜専門でやっているので、その依頼は受けませんけれども、日中に時間7000円とかでそういうサービスをされている人もいますよ」とのことでした。

私が乗ったタクシーは、夜の時間帯で1回が1万5000円以上でOKしているらしいんですね。

「夜の時間に、1万5000円以上で貸切を予約するって、誰がどういう用途で使うんですか?」と聞くと、「六本木とか西麻布とかで夜遅くに用事が終わられて、遠方に帰って行かれる方。

例えば鎌倉とか葉山とか逗子方面。あと千葉の方とかですかね。

長距離乗るんだったら、普通のタクシーより乗り心地が良いアルファードで帰りたいという方ですかね。

同じ料金払うんだったら、乗り心地が良い方がいいと皆さんおっしゃいますね」。

「料金は一緒なんですか?」「一緒ですよ」というやり取りがありました。

それを聞くと、私も乗りたい、私も使いたいと思いますよね。

ただ、残念ながら長距離タクシーに乗らないといけないような出来事がありません。

「どうやってそういう人の予約を取るんですか?」と聞くと、「皆さん、大体ご紹介だったり、一度乗って名刺ちょうだいと言われたりとかですかね」とのことでした。

話を要約すると、一度乗ったらファンになる。

そしてそこからまたご紹介が生まれる。

リピーターと紹介の嵐で、個人事業なんて埋まってしまうという話です。

「一番高いアルファードは、ちなみにおいくらするんですか?」と聞くと、

「1000万円です。1000万は一見、車の中では高いかもしれないですけれども、この乗り心地と空間が1000万で提供されるので。

もしこれ以上のクラスを求めるとなると、外国車でベントレーとかになって、2000〜3000万になってきますから、このクオリティで1000万は決して高くはないんですよ」と。

そして私はこう言ったんです。

「いい車にして、1万5000〜2万円以上のお客さんで毎日埋まっていく。

そして集客もしなくていいとなってくると、1000万の投資があっという間に回収できますよね?」と聞くと

「そうなんですよ」とのことでした。

皆さん、ここからの話が大事です。

みんながみんなアルファードを買いさえすれば、良い顧客がとれて、あっという間に回収できると思ったら大間違いです。

例えば、私のようにお客さんとペラペラ喋れるとか、お客さんに気に入られるという人じゃないと、これは絶対に難しいことなんです。

長距離ずっと一緒にいると言ったらなおさらですよね。

すごくイライラしている人とか、道をよく知らない人とか、意地悪な人とかと同じ空間にいたくはないですもんね。

でも、親切だったり面白い話をしてくれたり、こっちの空気を読んでくれて、黙るとこは黙ってくださるとか、さりげない気遣いをしてくださるとか。

かゆいところに手の届くサービス力やホスピタリティ、観察力を持っている人が、いいものを持つと相当な武器になると思います。

個人プレイヤーに大事なこと

今回の運転手さんでいうと、その武器がアルファード1000万の一番いいやつということです。

今まで、タクシー運転手さんだけじゃなく、いろいろな接客業の方や個人事業主の方、個人プレイヤーの方と出会ってまいりましたが、多くの人が、専門職の知識をしっかり付けさえすれば儲かると勘違いしています。

私の世界で言うと、整体師とかエステティシャンは、いい技術さえ身につければお客さんは簡単に集まると思って独立しちゃう人がすごく多いんですよ。

そこで集客に苦戦したら、時代が悪いとか、コロナでタイミングが悪かったとか、景気が悪いとか、宣伝の力が弱い、自分がインスタグラムとかSNSが苦手だからだとか。

そういう別の要因のせいにばかりするのですが、その前に一度来た人にもう一度来てもらう、何度もリピーターしてくれる人にすれば、個人の仕事の量なんてあっという間に埋まっちゃいますから、宣伝とか広告とかをする暇がないんですよ。

そんな隙がないんですよ。

大会社でいっぱい社員がいるとかだったら話は別ですよ。

でも、個人の持てる時間なんてたかが知れているじゃないですか。

一度来た方々にリピートされていないとしたら、それはもう一度会いたい人と思われていないからです。

ですから、スキルや知識、武器を磨いたり搭載したりするのは当たり前に大事ですけれども、それと並行して、もしかしたらそれ以前に、人柄を磨けということです。

セラピストとかを採用するときに、とてもスキルが高くて経験値も高い凄腕セラピストなんだけれども性格が悪い人と、知識もスキルも持っていない素人だけれども人柄がとてもいい人がいたら、どちらをとりますかと言ったら、俄然後者なんですよね。

なぜならば、人柄は教えられないからです。

厳密に言うと、教えたり指摘したりすることはできても、人格が悪い人はそういう言葉が全く入っていかないので、教え損、注意し損なんですよね。

ですから、これをお聴きの方で、個人プレーヤーだけれどもリピートされないとか、営業成績が上がらないという人は、自分の人柄を見直した方がいいと思います。

この場合の人柄って、意地悪とかすごい性格が悪そうとか、高飛車とか、そういうわかりやすく悪いものじゃないんですよ。

もちろんそれも含まれますが、妙に自信がなさそうとか、オタオタしているとか、ネガティブワードがとても多いとか、本心がよく見えないとか、いろいろな要素が含まれます。

ですから、「私はいい人と言われるし、高飛車なこととか、お客さんに横柄な態度とかもとっていないのにな」と思った人は、自分の人柄や立ち振る舞いを見直してみるといいかもしれません。

もう一度、今日のタクシーの運転手さんの話に戻しますが、「私達が今乗れたのはラッキーだったんですね」と言ったら、「ちょうど1時間後からご予約が入っていたので、どうしようかなと思っていたところにお客様たちがいらっしゃって手を挙げられたので、止まりました」と。

「もし私が千葉の館山に行ってくださいとか言ったら、大変なことになっていましたね」と言ったら、「僕は20人ぐらいのアルファードのチームを組んでいますから、私が行けなくなった場合は、チームの他のメンバーと連携を取って、行ける人が行くので大丈夫なんですよ」と。

「そんなチームがあるんですか?しかも、全員個人タクシーで1000万クラスのアルファード持ちの方々なんですか?」と聞くと、「そうです」と。

「個人タクシーの方々って、誰とも交わらずに一匹狼タイプなのかと思っていました」と言うと、

「悪く言うつもりは全くないですが、そういう方々もいらっしゃいますよね。

ですが、自分が動けないとお客様に迷惑がかかってしまいますからね。

だから、僕らのように同じ車種で同じようなドライバーでチームを組んでいれば、そこを使いたいお客様は、要はアルファードに乗りたい方々ですから、ぶっちゃけ誰が行っても大丈夫なんですよ」と、おっしゃっていました。

これも大事だなと思いました。

すごくお客様目線ですよね。

なぜそのチームを組むのか、なぜこの車を使っているのか。

全部お客様のためというのが伝わってきました。

だから、この運転手さんはすごく人気になるし、名刺も欲しくなりますし、紹介する僕もまた使いたいと愛されていくんだなと。

以前、アルファードではないですが、明らかに高級車なタクシーに乗ったんですよ。

そのときもね、とてもいい車ですねと言ったら、車を褒められて運転手さんはすごく喜んでくださって、とても自慢げにその車のこだわりをお話してくださいました。

だけど、あくまでも個人プレイヤーな感じ。

この方は、仕事をするならいい車でやりたい、そして、乗った人にもいい思いをしてもらいたいとおっしゃっていました。

そこはお客様の気持ちを汲んでいらっしゃると思いますが、乗った1回はいいなと思いましたが、また乗りたいとか、ご紹介やリピーターという連鎖反応が起きる気配は全く感じませんでしたね。

だから、今日のこの個人タクシーのあり方は、とてもいい隙間産業ですよね。

お客さんの心理を突いてくるビジネスモデルを作っているなと思いました。

個人なんだけれどもチームを組んで、連携して、個人の弱いところを補い合っていく。

そして、いいお客さんの層でどんどん広がっていく。

そのクラスのお客さんから、それ以上のお客さんがどんどん紹介されていくという、いい人連鎖も起きている感じが見てとれました。

私も、その人がとても素晴らしかったから、自分が何かしら長距離で使うことがあれば、絶対にその人にお願いしたいなと思いますけれども、4歳連れの私が夜にタクシーを貸し切るということはほぼないだろうなと思ったので、連絡先とかは聞きませんでした。

でも、その人が昼間もやっていると言ったら、名刺くださいと確実に言っていましたね。

このエピソードって、個人プレイヤーなお仕事の方全員に当てはまるわけではありませんが、私の業界はもろにこれで、技術力はいいのに、なぜかお客様にリピートされない。

紹介も生まれないという人がいるんですよ。

不思議なんですけどね。

私は幸いなことに、整体師始めた瞬間から100%近くリピートしていただけますし、ご紹介もどんどん生まれるので、一生懸命やっていたら当たり前だと思っていたんですよ。

だけど、そういうわけではないんだということが垣間見えました。

やはり最後は人柄。

また会いたいと思われる人かどうかに尽きるんじゃないかなと思います。

今日のお話が皆さんの仕事の向上の役に立ったら嬉しいです。

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「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!