見出し画像

視野の広い人になる

【日本一予約の取れない整体師になる方法マガジン】
最近良い例があったので綴ります。

スタッフから
「ガウンのゴムが伸びていてゆるいです」
「ガウンが痩せ型の人には大きすぎます」
と言われた。
(ベアトップ形のラップワンピを使用)

本部はこれをそのまま受けて、
「新しいの買っときます」
「もっと細身にできるガウンを探します」
とするサロンは多いと思いますが、実はそれって誰のためにもなりません。

なぜだかわかりますか?

誰の思考力も想像力も上がらないし、
創意工夫する視野が育まれないからです。
そしてこれが容認されるサロンでは、ろくなセラピストになれません!

このガウン問題。私は以前ひっそり
「こんな使い方(使ったあとの管理)していたら、すぐへたるな~」とは見ていましたが、そこで

「もっとこうしなさい」

を指示していたら、スタッフにとっては「麗華さんの要望」となり、それこそ〝言われないと気付かない人〟を作ってしまいます。

また、世の多くのサロンはマニュアルや規則だらけですよね。
もしここで「ガウンの取り扱い方」などとお手本を作り、出来ていなければ注意する、なんてやり方にしたら、もはやそのガウンはスタッフにとっては「会社の物」という目線となり、「お客様への施術をより良くするためのアイテム」という意識へは繋がれなくなる一方です。

たかがガウン?
そう思った方はまずは接客業の基本、「ホスピタリティ」という言葉の意味を知るところからですね。このホスピタリティを自分で考えず、上司や会社任せにしていては一向に〝感動するおもてなし〟が出来るサービスマンにはなれないでしょう。ガウンひとつに対する姿勢にもそれは表れます。


黙認した観察結果は、冒頭のとおりでした。

そこで少しヒントを差し込みます。
・今までのガウンの扱い方はどうだった?

これを聞いて、受け取り方は二手に分かれると思います。
・使い方が悪いと指摘された!
・ゴム伸びてるって言ってんのにケチじゃね?
・お客様に使うものなのにすぐ買ってくれないなんて!

はたまた
・確かに扱い方悪かったな。これではお客様にも雑さが伝わっちゃうな
・じゃ、どう保管したらガウンがキレイなまま維持できるかな
・ゴム式じゃないガウンなら体型関係なく使えるよね!他の形探して提案してみよう!
・そもそもガウンって必要?

さて、どちらが伸びる人でしょう?
自分がお客様側ならどちらのセラピストにされたいでしょう?

一目瞭然ですね!

本来世の中に、
「決められたもの」
「これでなくてはならないもの」

なんてないんです。
常にアップデートしたらいいんです。

最初から完璧なんてありません。
その時々の最善を尽くすだけ。トライ&エラーしながら、変化、進化して常にその時々の「最高」を目指す。

その視点に立たなくては、
その感覚を養わなければ、

永遠に一流のサービスマンにはなれません。

よく
「環境が人を創る」
と言いますが、この言葉は誤解を生みがち。
一流ホテルの様に、一流のもので囲まれた環境に身を置けば誰だって一流になれるという意味ではありません。一流の場に、二流、三流、それ以下の人が溜まればその場も人もそのレベルに染まります。

この言葉でいう「環境」は「場所」「設備」の話ではありません。
「自発動」できる環境
かどうかです。
自分で考え、自分で行動する。
その力が養える環境かどうか。

組織であれば、人を導く上でこの環境を創ることが関わるメンバーにとって本当のギフトだと思っています。

いくら高級な物を与えても自発動できる人間でなければどこへ行こうが闇に染まります。人は簡単に怠惰な方へと流れる生き物だからです。
逆に、自発動できる人間であれば、どこへ行こうが誰が来ようが、その場その瞬間を「最高」にすることができます。

もしあなたが、
予約〇カ月待ちのセラピスト
指名率100%のセラピスト
予約の取れないセラピスト

になりたければ、視野を広げること。
自分は目の前のことに最善を尽くしているか?
自分は自発動できているか?

これを常に自分に問う。
この意識を持てば、どんどん視野は開けていきます。

「日本一予約の取れない整体師」と呼ばれるまでに至ったセラピストの私。そうなった所以を随所でお話しています。世の中に、技術力だけでない、本物のホスピタリティ精神に溢れるセラピストが増えることをいつも考えています。良かったらマガジンをフォローくださいね(^▽^)/


「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!