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睡眠は、量か質か。

睡眠の質を上げる方法〈自律神経を切り替える〉

今回はVoicyさんのハッシュタグテーマ『量か質か』。

これを、睡眠をテーマに取り上げてみたいと思います。

睡眠について悩んでいる人はすごく多いですよね。

最近は忙しくて、睡眠時間が長く取れなかったり、睡眠時間はとれても、途中で目が覚めたりする。

そして、目が覚めたらなかなか寝付けないとか、どれだけ寝ても疲れがとれないとか。

夢ばかり見て、深い睡眠が取れていない気がするなど、睡眠に関するお悩みはキリがありません。

これをお聴きの皆さんの中にも、睡眠でお悩みの方がいらっしゃいますよね。

そんな方々には、今回の話は目から鱗かもしれないし、睡眠に対して楽になるかもしれません。

そして、改善も目指せる。

人生レベルで整い、役に立つお話だと思います。

まず、睡眠は量か質か、の問題。

実は、量と質は全く比例しません。

もちろん、一般的に言われている、7時間の睡眠時間をとれるならとってくださいとは思いますが、生活環境とか、仕事で一時的にすごく忙しいとかで、7時間も寝ていられない方もいるかもしれません。

皆さん、それぞれに事情があると思います。

一般的に睡眠は7〜8時間とらなきゃいけない、という情報が流通しているので、漠然と、そのぐらいな寝ないといけない、自分は平均以下だから睡眠が足りていない=身体に悪いと思い込んでいる方が多いと思います。

でもこれは、それぐらい寝ると、レム睡眠とノンレム睡眠が繰り返されて、身体が休まり修復される時間が担保されると言われているだけです。

だから、短時間であっても、集中してしっかり疲れを鎮静できればいいんです。

かの有名なナポレオンは4時間睡眠だったというのは、よく知られている話ですよね。

あと、世の中にも、睡眠時間3時間でも元気な人はたくさんいます。

いっぱい寝る人とそうでない人とで何が違うかと言うと、量ではなくて質が違うんです。

この睡眠の質を担保するのは何か。

まずは自律神経です。

人間には交感神経と副交感神経の2種類があります。

日中、活動モードは交感神経で行います。

交感神経状態は内臓などが活発に動くのではなく、頭優先モードなんですね。

反対に、副交感神経はリラックスモードで、頭の働きが限りなく低い。

その代わりに、内臓がしっかり働いてくれる。

ご飯を食べたら眠くなるじゃないですか。

そういう感じです。

だから、睡眠の質が悪いと感じている人、寝てもすぐに目が覚めてしまうという人の原因は、交感神経モードのまま寝ていることです。

なので、寝る前に副交感神経に切り替えてあげればいいんですよ。

これができない理由は様々ありますが、全てを解説したら長くなるので、今日は簡単なところからお話します。

中国の観点で言うと、人間は陰と陽の両極のエネルギーを持っています。

頭や顔というのは陽の経絡だらけなのですが、ここが交感神経バリバリの頭脳モードだと、陽の気が下がれなくなってしまうんですね。

全身の陰陽バランスが取れていることこそが、人間の理想的な健康状態なのですが、頭でっかち状態になって切り替えられないんですよ。

そういう人は、頭の気を強制的に足元に下げてあげる。

これにうってつけなのが、かかとトントンです。

ではまずは実験してみましょう。

皆さん、その場に立ってください。

スリッパや靴は履かずに、靴下を履いていても大丈夫です。

そのまま立ちます。

その立った感覚を覚えておいてください。

では、その場で足踏みをしましょう。

軽く足踏みしてください。

その感覚も覚えておいてね。

そうしたら、椅子や床に座ってください。

そして、左の足の裏を右の太ももの上に乗せて、右手で左足のかかとの真ん中をトントン叩きます。

10回くらい叩く。

右足のかかとも同様に行います。

足を入れ替えて、右足のかかとの真ん中を、今度は左手で叩いてください。

それぞれ10回ずつ叩いたら、立ち上がります。

どうですか?

すごく立ちやすくないですか?

地面にピタッと足がくっついていませんか?

では、先ほどと同じように足踏みをしてみてください。

どうでしょう。

最初よりも安定して歩けますよね?

ということは、皆さんはさっきまで地に汗がついていなかったんですよ。

頭に気が上がりすぎて、ふわふわ。

地に足つかず、浮いていたんですね。

でも、かかとトントンで、頭に溜まった気を下げることができました。

これを夜寝る前にやる。

そうすると、交感神経優位であってもしっかり気を落として、副交感神経モードに切り替えやすい状態にできます。

もし、これでも全然眠れないという方がいらっしゃいましたら、強制的に交感神経から副交感神経に切り替えます。

どうやるかというと、足の指の爪の根元の両端をツンツン押します。

手の爪の先で押すんです。

怪我しないレベルでね。

気の切り替えや、気の巡りが悪い人は結構痛いと思います。

でも、痛いからしないんじゃなくて、痛いあなたが悪いんですよ。

痛いあなたの状態が悪いのだから、これが痛くない、気持ちいいと感じるくらいになるまで続けてほしいんです。

それくらい気が乱れているんですよ。

だから、睡眠の質が悪いの。

量を増やしたところで質が悪いので、いつまでたっても睡眠に満足することができません。

でも、この2つを寝る前にやってからベッドに入ると、どれだけ頭がギラギラな人でも、スッと副交感神経神経に切り替わります。

そして、ベッドに入ったら、以前の放送でお話した、目を使った自律神経の調整法を行います。

このチャプターにリンクを貼っておきますので、ぜひお聴きください。

▼『目を使って自律神経が調整できるスゴイ技!』はこちら

こうやって、副交感神経モードで眠ってあげれば、寝ている間に細胞修復がなされます。

肩が凝っている、あっちが痛い、こっちが痛い。

これらは、本当は、副交感神経モードで眠れば自分で治すことができるんですよ。

人間はそうなっているんです。

でも、寝ても覚めても身体が痛いという方は、睡眠の質が悪いんです。

自分の免疫力で細胞修復できない、交感神経ギラギラモードで寝ているんです。

だから、今回お伝えした技で、副交感神経にサクッと切り替えて眠ることで、皆さんの日頃の体調も良くなっていくこと間違いなしです。

ここまでは、自律神経のお話をしました。

〈栄養・電磁波〉

続いては栄養の話。

これも睡眠に非常に関与します。

寝つきはいいんだけど、途中で目が覚めちゃう。

その後全然寝付けないという方も多いですよね。

これは頭の電池切れです。

脳の栄養素は糖分なんですよ。

血糖値が下がっているんですね。

これを、夜間低血糖と言います。

そういう方は、夜寝る前にハチミツを大さじ1杯なめると、とても改善されます。

なぜか。

人間は頭が司令塔で、脳死は生命の死と断定されるぐらい大事な部分じゃないですか。

なので、私達人間は頭がエネルギー不足になると、緊急指令を起こします。

だから、起こされてしまうんです。

脳に休んでもらうために、しっかり糖分を補ってあげることが大事になります。

かといって、白砂糖は駄目です。

白砂糖は、一気に血糖値を上げます。

一気に上がったものは一気に急降下します。

ダイエットと一緒です。

急激に変化したものは、また急激にリバウンドをして戻るんです。

だから、白砂糖系ではなくハチミツがいいんです。

ハチミツは吸収が穏やかで、ゆっくり補われるので、緩やかに血糖値が上がっていくから、下がり方も緩やかなんです。

だから、睡眠が5〜7時間でも、程よく朝まで保ってくれます。

ハチミツと言えど、水あめなどの変なものが入っているのは駄目ですよ。

純粋なハチミツでお願いします。

あと産地も大切です。

国名を出すのは忍びないですが、例えば、中国産のもの。

というのも、蜂蜜の闇があるからです。

蜂が作った蜜であればハチミツでいいのですが、花の蜜で作られるところ、蜂の巣の目の前に砂糖シロップを置いておくと、そこで補うんですよ。

そしてすぐに巣箱に戻って、ハチミツにしてしまうんです。

そうすると、白砂糖からとった糖分ではありますが、ハチが蜜に変えているので、ハチミツとして売ることが可能なんですね。

そういうハチミツも実はすごく出回っているんです。

でも、100%純粋ハチミツと名乗ることができてしまうんですよ。

だから、ちょっと怖いですよね。

ハチミツは値段が相応というか、値段が質を担保すると思うんです。

だから、品質の高いハチミツをぜひ選んでほしいです。

あと、いつもは睡眠をできるだけ長く取ろうとしているんだけれど、この仕事のプロジェクトの時期は寝ていられない!などの、期間限定の睡眠不足もあるじゃないですか。

日頃いっぱい寝ている人が一時期、睡眠不足になると不安になるんですよ。

「いつもあれだけ寝ている自分は、短時間だと絶対に足りないから、自分は身体が悪くなる、不健康になる、やばい」と思い込みがちです。

質を上げればそんなことはないのですが、でも、人間は1週間で培った思い込みはなかなか払拭できません。

そういう時期は食事です。

粗食にする。

人間は食べたものを消化吸収するのにたくさんのエネルギーを使います。

だから、いっぱい食べる人はいっぱい寝なきゃ駄目なの。

いっぱい食べてスタミナは元気だから、短時間生命にOK!じゃないんですよ、その逆。

いっぱい食べたら、その分、内臓が働かないといけないので長時間睡眠が必要になってきます。

だから、忙しい時期で睡眠時間をとれないなら、割り切って粗食にする。

ファスティングとかを並行してもいいかもしれないですね。

いつも食べ過ぎているんだからいいんですよ。

一時期、粗食にする、ファスティングや断食をしてみる。

そのときも、先ほども言った通り、脳の栄養分は補っておいてあげたいので、忙しくて食事もままならないという人は、ファスティングドリンクを家に常備しておいて、寝る前にそれを飲んで寝てください。

忙しくて、日頃から偏食になってしまっていると思うんですよ。

でも、ファスティングドリンクは栄養価が高く、バランスをとって作られているのがほとんどなので、それを常備しておくのもいいんじゃないでしょうか?

夜間低血糖で目が覚めてしまうという人も、ハチミツじゃなくてファスティングドリンクでもいいですよ。

偏食の人も、常に飲んでもいいかもしれないです。

もちろん、ファスティングドリンクは高カロリーでもあるので、普通に食事をとるのに、さらにファスティングドリンクを飲むというのは、カロリー的にトゥーマッチになってしまうので避けてほしいです。

自分は偏食で好き嫌いも多い、忙しくて食事がとれていないというときは、ファスティングドリンクを生活のどこかに差し込んで、補ってあげるのがとてもオススメです。

私はファスティングアドバイザーの資格も持っているんですよ。

そんな私がイチオシの素晴らしいファスティングドリンクがありますので、リンクを貼っておきますね。

▼オススメのファスティングドリンクはこちら

あとは、時間的には寝ているし、途中で目も覚めないのに寝ても疲れが取れない、眠りが浅くて質が悪い気がするという方は、1回、Wi-Fiや携帯を見直してみたらいいかもしれません。

電磁波が結構影響していますし、蓄積量や帯電量も非常に気になります。

寝室の近くにWi-Fiがある人は、寝ているときに電源を切ってみてください。

そして、寝室に携帯を持ち込まない。

もしくは機内モードにする。

要は電磁波を発しない状態にするんです。

これだけで相当変わると思います。

Wi-Fihは近くにないし、携帯も持ち込んでいないという方は、日中、仕事でパソコンをずっと触っていませんか?

職場で、Wi-Fiが近くにありませんか?

花粉と一緒で、目に見えない蓄積があって、それが健康を害している可能性も大いにあります。

健康な人は、自分の免疫力で流せるので気にしなくていいのですが、疲労がすごく溜まっているとか、栄養状態が悪いとか、不健康に傾いているときは自分で流せなくなっているので、帯電してしまうんです。

その場合は、電磁波をリリースするアーシングマットとか、他にも手はあるのですが、皆さんを不安がらせるようなことはしたくないですし、すごく誤解も招きやすいので、これについてはまた別の機会に解説したいと思います。

しっかり言っておきますが、電磁波は全く怖いものではありません。

だけど、浴び過ぎている、そして帯電しすぎていることが不健康に傾かせている可能性があります。

自分の家のWi-Fiとか、携帯をどこに置いているか、それを気にしてみてください。

今回は自律神経、栄養、電磁波の観点から、睡眠の質を上げる方法をお話しました。

睡眠の質が悪いという人は、大体これらのどれかが原因です。

でも、睡眠の質を上げていくのは意外と簡単なんですよ。

もちろん、ストレスや寝具が要因の場合もありますが、キリがなくなってしまうので、また別の機会にお話していきたいなと思います。

▼音声で聴きたい方はこちら


「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!