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睡眠のメカニズムを知れば夜更かしも怖くない!

睡眠のメカニズムを知れば何時に寝ても怖くない!

今回は、Voicyさんのハッシュタグテーマ『夜更かし派の主張』について語ってみたいと思います。

皆さんは、朝型と夜型ではどちらでしょうか。

私は、気持ちの上では朝型になりたいと思ってはいるけれども、ずっと夜更かしをしてしまっています。

これは根付いてしまっている習慣なので、変えるのが難しいですね。

私のチャンネルでも、睡眠についてはいろいろ語ってきております。

睡眠は人間にとって欠かせないものですが、夜更かしっていいイメージがしないじゃないですか。

どちらかというと駄目ですよね。

いつもは、睡眠の質を上げるためには〇〇という話をしていますが、今日は、夜更かしは本当に駄目なのかというところを解説してみたいと思います。

これを聴くと、夜更かし派の方も気が楽になると思います。

もし夜更かしが本当に駄目だったら、世の中の夜更かし派の人がみんな病気になるし、精神錯乱するし、いいことがないじゃないですか。

でも、元気な人がいっぱいいますもんね。

かくいう私も、中学生の頃から12時より前に寝たことがないし、20歳を超えても夜中に起きることが身に付いてしまって、3〜4時ぐらいまで起きて、朝の8時ぐらいに起きる生活です。

すごく健康的な生活を送っていると思われがちですが、それは整体師という職業柄、勝手に周りが見るイメージであって、実際の生活リズムは意外にぐちゃぐちゃなんです。

だけど、普通の方々と比べても、身体の凝りが少なかったり、健康的だったりすると思います。

もちろん、ストレスが多かった数年はボロボロでしたが、それでもリズムがぐちゃぐちゃな生活をしているわりには、元気だなと思います。

それは、今からお話するようなことを知っているので、心が安心しているからです。

それではまいりましょう。

夜の10時から2時の間に成長ホルモンが分泌される。

だから、この時間帯に絶対寝るべし。

これはよく聞く話ですよね。

まず、成長ホルモンが分泌されるのは、就寝から約2時間後です。

これは、12時に寝ようが、夜中の2時に寝ようが、そこから2時間後に成長ホルモンが分泌されるので、必ずしも夜の10時から2時の間に寝てないと成長ホルモンが分泌されないということではないんです。

それで言うと、夜更かし型の方は短時間睡眠になりがちじゃないですか。

午前中ずっと寝ていられる人なら関係ないかもしれませんが。

だから、眠ってから2〜3時間後までぐっすり眠れる環境を担保していれば、睡眠の質は上げられます。

その環境というのは、真っ暗であること。

瞳孔に光が入ると交感神経が発動し始めてしまうので、短時間睡眠の方には余分です。

遮光カーテンにして全く光が入らないようにして、デジタル時計とかの光や携帯の充電の灯りとか、そういったものが部屋で発生しないようにして、とにかく真っ暗にしましょう。

そして音。

自分が寝てから2〜3時間後に、道路の音とか町内の朝のアナウンスの音とかが聞こえてきたら、耳からも五感を刺激されて交感神経が発動してしまいます。

成長ホルモンの分泌のピークを逃がさないためには、自分が寝てから2〜3時間後まで、五感を刺激しない静かで真っ暗な状態を担保する。

これが重要です。

一般的に、夜の10時から2時が成長ホルモン分泌タイムと言われているのは、仕事や学校で6〜7時に起きるから。

起きたら、朝日が窓から入ってくるじゃないですか。

寝起きに15〜30分、朝日を浴びるとセロトニンが分泌されます。

セロトニンとは精神の安定や、安心感や平常心、頭の回転を良くして直感力を上げるなどの活発に働かせる鍵となる脳内物質です。

こう聞くと、日中活動する上で大事だとわかっていただけると思うのですが、これをもっと出したい方は、窓から差し込む朝日だけでなく、起きてから15分間、外で直射日光を浴びてください。

そうしたらセロトニンが大量生産されます。

やる気がみなぎってフレッシュマンになれますよ。

セロトニンが分泌されたら、そこから12〜14時間後くらいに、今度はメラトニンというリラックス、おやすみモードのホルモンが分泌されます。

そういう身体の仕組みなんですよ。

だから、6〜7時に起きると14時間後は夜の9時くらい。

9時に寝て、1〜2時間後に成長ホルモンが分泌される。

それが、10時から2時と言われているゆえんです。

ここまでで、必ずしも10時から2時に寝ないといけないわけではないことがわかっていただけたでしょうか?

だから、夜更かし派の主張としては、それでも私は元気に生きていくんだ、そのために知識をちゃんと得ているんだ、ということです。

皆さんも、今日の話を頭にたたき込んで、自分なりのリズムを築けたらいいと思います。

寝る環境も整えていくと、さらに睡眠の質が上がるので、短時間しか眠れないという人にとっては、これが非常に大事ですね。

以前から口酸っぱくオススメしているのが、全裸睡眠。

衣服を身にまとえばまとうほど、気血水の循環が妨げられますから、何もつけていない方がいいです。

だって、野生動物で洋服を着て寝ているものはいないじゃないですか。

人間も動物の一種です。

動物って本来は自然なものですよね。

だから、不自然なものが身体に触れていると、どんどん不自然に傾いてしまいます。

というわけで、全裸睡眠。

そして、ベッドのシーツとか、上にかける布団とかタオルケットとかは天然素材のものがいいです。

綿とか麻とか。

これから寒くなるので毛布を使いたいですが、その前に毛布をくるむシーツをメインにしておけばいいのかなと思います。

羽毛も自然の一種ですが、動物愛護からするとどうなのか、という意見もあると思いますので、羽毛に似せた綿も最近はよくあるじゃないですか。

そういったものでもいいのかなと思います。

とにかく、化学繊維を寝具にしないで。

それを直接肌に当てないで、ということが言いたいです。

携帯電話を寝る部屋に置いておく、頭の枕元に置いておくなんてもってのほかですからね。

不自然の塊じゃないですか。

これは脅しに聞こえて欲しくないのですが、携帯電話は電磁波の集積場所みたいな状態ですから、そこに電気が集まると、私達人間は身体に電気が流れているので、生体電流が満たされてしまいます。

だから、寝るときは携帯をその部屋に持ち込まない。

もしくは機内モードにする。

さらに見落としがちなのが、Wi-Fiです。

最近はWi-Fiが強くなっているじゃないですか。

寝る部屋にWi-Fiのアンテナがあるなら、絶対にやめてほしい。

もし、作りの構造上そこにしか置けないという方は、寝ている間は電源をオフにすれば問題ないので、絶対に電源を切ってください。

あと、寝室にはないけど、寝室の廊下の床にあるとか。

とにかく寝室に近いところにWi-Fiのアンテナは置かないようにしてください。

寝る時間はまちまちでも安眠条件を整えて!

今回、夜更かし派の主張ということで、夜更かし派を擁護するようなお話をしましたが、やっぱり太陽のリズムとともに生きていくのが一番利にかなっています。

これは否めません。

というのも、先ほども言った通り人間は本来自然なものですから、ずっと遡っていくと、太陽のリズムに合わせて生きてきた時代が長いじゃないですか。

それがDNAに刻まれているので、私がそのリズムを覆すというのは、細胞レベルで難しいですよね。

世の中も太陽のリズムに合わせていろいろなものが動いていますし、地球のリズムというのがありますから、そこに抗い続けて生きていくというのは、いろいろな工夫を施さねばなりません。

でも、太陽のリズムに合わせて生きていれば、多少不健康なことをしたり暴飲暴食したり、化学性のものを身にまとったところで、どうにか免疫力が洗い流してくれるわけですよ。

ですが、地球のリズムに抗っているのであれば、コントロールしないといけないので大変ですよね。

若いうちはいいかもしれませんが、新陳代謝が衰えていったり、身体の機能が崩れていったりする中高年以降は、自分が気づかないところで積もり積もって、どこかでひずみができかねないので、できるだけ太陽のリズムに合わせた方がいいです。

目に見えない電磁波とか電気の流れとかの話をすると、耳をふさぐ方が多いのですが、日々忙しいとか、どうしても夜に傾きがちだという方は今日のお話を参考にしていただいて、まずは心の中から「夜更かしは駄目だ」という考えを一旦のけましょう。

夜更かしはダメだ、良くないことをしているなんて思いながら寝ると、細胞がネガティブな方に走っていってしまいます。

だから、今回お話したように、夜更かしをしても大丈夫なんだと思ってあげられたら、楽になるんじゃないでしょうか。

自分はこういうことを知った上で、あえて夜更かしを選択しているんだ。

だから、朝型を選択することは可能なんだ。

私は自分の意思でこのように行動している。

そのためにしっかりコントロールもしている。

そう思えるように、今日の話を役立てていただけたらと思います。

私は日々そんな感じですよ。

でも、だからこそ、服を脱いで素っ裸で、綿のベッドシーツと遮光カーテンで、短時間集中でしっかり眠る。

全裸睡眠をして、今から寝る!と自分に言い聞かせて寝た日は、短時間でもすごくすっきりするんですよね。

不思議ですよね。

少し前にね、寝るときに持つ意識についての話をしているので、その放送のリンクを貼っておきます。

寝ているけれど寝足りないと感じている方は、ぜひその放送を聞いてみてください。

▼『睡眠の質を簡単にあげるたった一つの方法』

▼音声で聴きたい方はこちら

「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!