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【胃弱ノグルメ】第3日「健やかに腹が減る」

風邪と胃腸炎を2回繰り返した日々は終わりを迎え、今、まだ治りきっていないのは「慢性的」「少し時間がかかる」という説明を受けた。

「焦らず」「気をつけて」

そう言われると余計焦っていろいろなものを食べ急いでしまいそうになるのだが、今週は堪えた。

食べたいものと食べられるものの重なる地点を探す。柔らかく炊いたご飯に、お総菜の肉じゃが。たらこスパゲティーに職場でもらったおみやげの萩の月。お昼は混ぜご飯、卵焼き、卯の花の手製お弁当。その次の日は混ぜご飯、チキンナゲット4個のお弁当。

チキンナゲットのお弁当の日はとても不安が強かった。朝食べたピザトーストで強い胃もたれが生じ、頓服を服用したら落ち着いた(時間の経過で治ったのかもしれない)。思ったよりも苦しまずに胃に収めることができて本当に安心した。その後でずっと楽しみにしていたCuanto norte(Toast cafe)でたらこトーストを楽しむことができた。

肩の荷がようやくだんだん下りてきた。

今日、日曜日、コロッケパンとクッキー2枚を食べた。コロッケは、かつては胃にもたれることもあった食品である。それが難なく食べられた。

そして今、身体の底から健やかに、空腹を覚えている。今は胃はくすぶらない。夕食にローソンで買ったオムライス。胃がどう反応するかはまだわからないけど、大好きなオムライスを食べられるのが楽しみで楽しみでたまらない。私は普段滅多なことではコンビニのお弁当は食べない。手作りの作り置きか、マックスバリュの総菜か。でも、たまにはいいよねと思って、ローソンで買ったオムライス。ずっと食べたくて我慢を続けてきたオムライス。

いつか、また、チョコレートを食べたい。

チョコレートを食べて、カレーを食べて、お酒を飲んで、カフェイン入りのお茶を飲んで、ポテトチップスを食べて。もうそんなに、たくさんとは言わないから、心がほどける程度に少しだけでも。

本当は食べることがとっても大好き。心から。

もう一度、好きなものを好きに食べることが喜びとなって、当たり前の日常となって、戻ってきてほしい。

そんな思いでまずはオムライスを食べてみたい。今抱いている、伸びやかな気持ちのまま。

不安と期待を抱きながら、今日も夕食を迎える。

いつの日か小説や文章で食べていくことを夢見て毎日頑張っています。いただいたサポートを執筆に活かします。