春じゃん、怖いですね。


ての中にあるはずの君と寂しさを抱えながら生きる四月、春の匂いが瞼をくすぐれば哀しさが頬を伝う。鼻セレブを抱える君を愛おしいと思うようになったのはいつからでしょうか?君は知らなくていいこと(正解は最初から)。失う前に気付きたいけれどひとは手のひらからぽろぽろとなにかを溢して死にゆくさだめ。間違いないことなんて存在しないのさと嘯くきみの尖ったくちびる。死ぬ前に何ができるのかなと考えて老けていく夕暮れ。

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