見出し画像

超一流の雑談力を読んで感じたコミュニケーションの本質

超一流の雑談力 著 安田正

人に好かれる話し方とはどういったものだろうか。

この本を読み、ビジネスにおける人とのコミュニケーション(特に雑談)における特において一番大事なことは他人に譲歩することだと感じた。
本書では雑談における様々なスキルや心構えを紹介している。全ての内容に共通されることはあくまでも他人本位で話をするべきということだ。
自分が特に感銘を受けた2つのスキルついて簡単に紹介していく。

1、声のトーン
相手に気分よく話してもらうため、自分の話をするときは声のトーンを抑え、相手の話に対するリアクションは声のトーンを高くして行う。
声のトーンにメリハリをつけることで、相手の話を興味を持って聞いていることをアピールできる。
自分の話に熱くなってしまう気持ちは分かるが、相手を立てる話し方を意識してみよう。

2、話にオチをつける方法
ノープランで話始めると着地を見つけることが難しい。話の中で考えいて話を展開することは慣れていない人は難しい。本書で紹介されている誰でも簡単に設定できるオチは「自虐」と「学び」である。結論をどちらにするか決めて話を構成すると相手から興味を持ってもらえる話になりやすい。
自分の話を聞いてもらいたいという意識が先行するとどうしても過程の話が長くなり、オチがつかなくなることが多いが相手が話を聞いてどう思うのかを考え、自分の話したいことを削ることも時には必要だ。

ここで一つ自分のオチのついた話を紹介しよう。
初めて行った海外旅行で私はスリに遭った。
財布が入っていたポーチごと盗られてしまい、気付くのに時間がかかったため成す術もなかった。日本を出たことが無かったのでまさか自分がスリに遭うなんて思っておらず、警戒が甘かったのだ。
警察に被害届を出すなど多くの時間を割くことになってしまい、周りの人に大きな迷惑をかけてしまった。
この事件をきっかけに、スリから自衛することを強く意識するようになった。その後に行った海外旅行では、他人からどう自分が見えるのか意識するようになり、貴重品は常に自分の目に見える場所に身に着けるなど自分が注意をしていることを周りにアピールするよう心がけている。
余談だがスリに遭った初めての海外旅行の帰りの空港にて、大きなキャリーケースを失くしてしまうという事件を発生させてしまう。また盗られたのかと最悪の事態が頭をよぎったが実は自分がただ置き忘れていただけことに気づき、私は恥ずかしくて誰にも言えなかった。旅行メンバーと別れた後にひっそりと空港に荷物を取りに帰った。

自分でエピソードを書いてみたがやはり話のオチを考えるのは咄嗟には難しい。(この短い文章考えるのにも30分程時間がかかってしまった)
自分の話に自信がない人は何個か自分のお気に入りの話を考えておき、ストックしておくことをお勧めする。

・まとめ
本書で説明されているのは、ビジネスにおける雑談のスキルであるがプライベートにおいても自然に意識して行えるようになると自分の魅力を高めることができると感じた。
またビジネスシーンにおいては、ちょっとした雑談においても相手からどう見られるかを意識をして本気で雑談をすることで雑談に意味を持たすことができる。コミュニケーション能力は意識してすぐに自然にできるものではないため少しずづ実践していくことが大事である。
自分の話し方に自信が持てなくなった時に何度も読み返したくなる本だ。今回の記事で紹介しているスキルは一部に過ぎないため気になった方は読んでみることをお勧めする。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?