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東北お祭りめぐり旅行記 -青森市•ねぶた祭り編-


東北を旅しよう!第二弾として青森•秋田へ行って来ました。前回の会津旅行をきっかけとして、東北を巡ってみようとぼんやり考えていたのですが、調べてみるとねぶた祭りが近いことを知り、気がつけば飛行機を予約していました。

想像以上に良い旅になったので、青森•秋田旅行記として書き記したいと思います。

旅程

おおよそ以下のようなプランで旅行しました!
今回はレンタカーを借りず、バスや電車中心の旅。
青森や秋田への旅行を検討している方のご参考になれば嬉しいです。

8/3
早朝の飛行機で青森へ→(タクシー)→三内丸山遺跡→青森県立美術館→(バス)→青森市街地を散策→ねぶた祭り→(電車)→弘前市で宿泊

8/4
弘前市街地を散策→(タクシー)→田んぼアート鑑賞→(電車)→(弘前のホテルで荷物回収)→(電車)→大鰐温泉のレトロ旅館に宿泊

8/5
リゾートしらかみで十二湖駅へ→白神山地を散策→リゾートしらかみで秋田へ→竿燈祭り→秋田温泉に宿泊

8/6
秋田市街を散策→(新幹線)→角館を散策→(新幹線)→秋田駅でお土産探し→(バス)→空港着•帰宅!

宿、高い問題

考えれば当たり前なのですが、ねぶた祭りは有名なので、余裕をもった旅行計画をおすすめします...!

私はギリギリで弾丸予約してしまったので、飛行機は高いし宿も高い(涙)...危うく宿無しになるところでした、、、。ねぶた祭りを見られる青森市街地のホテルは、ビジネスホテルでも朝夕食付き老舗旅館並みのお値段だったので、必死で検索をかけまくり、弘前市まで移動して宿泊することにしました。

旅、はじまります!

先ほども書いたとおりですが、ねぶた祭りの時期は航空券も高いため、比較的割安な早朝の便を予約しました。

始発の電車でも間に合わないことが判明したので、前日の仕事終わり、羽田近くの”変なホテル”に宿泊することに。

ロボットがお迎えしてくれる変なホテル

実は変なホテルはずっと気になっていましたが、泊まったことがなかったので、思いもよらず良い機会になりました!リーズナブルですが部屋も綺麗でプロジェクター付きだったので快適に過ごせました。パリ五輪を見てしまい結局深夜2時に就寝。

翌朝、4時半に起きて空港に向かいます。
さすがに空港のレストランも空いていなかったので、売店でカツサンドと珈琲を購入し、待機中の飛行機を眺めながらしばしの朝ごはんタイム。早起きっていいですね!

2種類のカツサンドを食べ比べ

ようやっと飛行機に乗り込めたので、青森へいざ出発!飛び立つとすぐ寝てしまったので、気づいた頃には着陸体制に入っていました。

青森へ

空港へ降り立つとさっそくねぶたがお出迎え

綺麗だったので一枚

タクシーの車窓からの景色を眺めながら、さすが「青森」というだけあって青々と茂る木や森が印象的だなぁと感じていました。

三内丸山遺跡

一番最初に訪れたのは、この三内丸山遺跡です。
展示物を見ることが出来るだけでなく、集落跡の竪穴住居の中に入ることができたり、なかなかワクワクする体験でした。

縄文時代前期〜中期の集落跡

青森県立美術館

三内丸山遺跡から青森県立美術館までは徒歩数分なので、セットで訪れることが可能です。しかし青森と言えど夏は暑い。。

到着して荷物を預けたら美術館に入場します。
空港からキャリーバッグを持ったまま直行したので、大きな荷物の入るコインロッカーはありがたいです。

ひんやりとした涼しい館内を巡り、しばし芸術を楽しみます。

有名なあおもり犬
シャガール: バレエ「アレコ」舞台背景画
奈良美智の作品たち
棟方志功

特設の企画展もやっていたのですが、こちらは芸術初心者の私たちには少々レベルが高かったです。

一通り楽しんだのち、路線バスで青森市街地へ向かいます。バス停までは少し遠かったので、部活終わりに真夏の太陽の下を歩き帰る学生ような気持ちでとぼとぼ歩きました。途中で買ったアイスボックスがやけに美味しかった。

青森市まち散策

青森駅に着いてまず初めに行ったのは怒涛のコインロッカー探し。いつもどおりなんくるないさぁの精神でまったり探していたのですが、流石ねぶた祭り、見つけたコインロッカーが悉く満杯です。みんなホテルに荷物を預けているだろうから、という見立ては甘かった(涙)
泣く泣く観光情報センターを訪れたところ、収容数が多く空いていそうなコインロッカーを教えて下さり、無事滑り込みセーフで荷物を預けることができました。

▼参考情報:青森駅周辺のコインロッカー

コインロッカーは東口側に幾つか点在。駅近で見つけやすいロッカーが埋まっていたら、東口を出て右側の方角にまっすぐ歩いて行くべし。商業施設LOVINAを超えると壁一面にコインロッカーが並んでいます(私たちが荷物を預けた場所)。分かりにくければ、東口すぐの観光交流情報センターに行けば親切に場所を教えてくれます。


やっとの思いで散策体制に入った私たちは、お腹がぺこぺこだったので、真っ先にお昼ごはんに向かいました。

ランチタイムをとうに過ぎていたのですが、駅から徒歩5分程度の地下市場•アウガ新鮮市場内で丸青食堂を見つけ、海鮮丼にありつくことができました。

あおもり丼を注文。結構並んだのですが、その甲斐あってか最高に美味しかったです。とくに鮪!

腹ごしらえを済ませ、観光にレッツゴー!

青森市内は歩いてまわるのにちょうど良い広さですが、特に港の近くに見所が集まっているため、まずは港の方へと向かいます!

A-FACTORYでシードル8種飲み比べ!飽き足らず、りんごジュースも購入し、2種飲み比べ🍎 りんごの味って結構違うんだなと実感。

真昼間からお酒の飲み比べなんて、なんと良き日かな。シードルはアルコールの度数が低いため、お昼から飲んでも酔いすぎることもなく、楽しく過ごせます!

その後は「ワ•ラッセ」へ。

静止していてもこの迫力!
思わず色んな角度から何枚も写真を撮ってしまいます。ねぶたのすごいところは、正面だけでなくどの角度から見てもそれぞれ違った魅力が見つかるところ。夜のお祭りへのワクワクが募ります。

ワ•ラッセを出た後は、さすがに朝4時半起きからのぶっ通し観光で疲れた..ということで、街歩きをしがてら足休めのカフェへ。
青森市街には実はお洒落なカフェや古着屋さんなどが多く、街歩きも楽しいです。

ふらっと立ち寄ったお洒落カフェ。カスカラシロップのソーダ割りという珍しい飲み物を注文。甘酸っぱくて美味しい。カスカラとはコーヒーの果実を乾燥させたものなのだそうです。

しばらく休んで大回復!

...となればよかったのですが、一度休んでしまったが故に、どっと疲れと眠気が押し寄せます。
ねぶた祭りの開始まではまだ2時間以上あったため、流石にカフェに入り浸る訳にもいかず、はてさてどうしたものかと悩んでいると、見つけてしまいました....!!!

カフェからほど近く、まちなかに佇む

青森まちなかおんせん!

なんと500円ほどで銭湯とサウナに入れるというではありませんか...!広いお風呂とサウナと水風呂でばっちり整って1日の疲れをすっきりリセット。畳の休憩スペースがあったので、夫はお風呂に入らずここで眠っていたようです。まさに天国のような施設。

アラサーの心と体を癒してくれたまちなか温泉に感謝しつつ、準備万端の状態で、大本命ねぶた祭りに挑みます。

いざ、ねぶた祭り

事前に下調べはしていたのですが、どのあたりからお祭りが良く見えるのかは現地に行ってみないと分からないなぁ...と、若干心配していたのですが、心配は無用でした。

時間が近づいてくると、街はねぶた祭りに向かう人々で溢れるため、その人たちに着いていくと、自然とお祭りの観覧場所へと辿りつきます。
有料席は予約していなかったのですが、充分な見応えだったので、今後行かれる方はご参考まで。

良さげな場所でしばらく待機していると、突然、どこからともなく笛の音と太鼓の音、そして、ラッセーラッセーラッセーラーの掛け声が聞こえてきます。

ラッセー、ラッセー、ラッセーラー!の掛け声とともにハネトの入場。


音はだんだんと大きくなり、来るぞ来るぞ..!と胸を高鳴らせていると、ついに最初のねぶたが現れました。

ねぶたの登場
通り過ぎたねぶたを感慨深く眺めていると、突然大回転して、その大迫力に感動。ねぶたの2人が本当に争い合っているように見えます。
最後の決めポーズも躍動感たっぷり

正直、ワ•ラッセでねぶたを見たときに、すでに満足感を感じていたのですが、やはり本番は全く違いました。

体の奥底にまで響いてくる太鼓の音
胸を高鳴らせる軽快な笛と鐘の音
重なりあうラッセラーの掛け声
そして目の前に現れる躍動感のあるねぶた

まるで一つの物語を見ているようです。

みんなで一つのものを作り上げ、同じ時を楽しむ高揚感。忘れていたものを思い出したような気持ちになりました。

ここに来れてよかった。
不覚にも涙が出そうになりながら、その後いくつものねぶたを眺めました。


私の拙い文章と写真では到底伝えきれていないのですが、もし青森を訪れる予定の方は、是非本物のねぶた祭りを見てほしいなと思います。

感動しっぱなしのねぶた祭りも本日は終了。
まだまだ冷めやらぬ高揚感の中、帰路につきました。

盛りだくさんの一日目も今日はここまで。
次回、弘前編へ続きます。


それでは、また👋

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