実写版ワンピース見ました。
どの作品でもそうですが、私は漫画やアニメの実写化自体は別に、それに対して嫌悪感があるとか、否定したいだとか、あんまりそういうのはないんですが
ただ原作厨のきらいはあるので、出来上がった作品を見てしょんぼりすることはあります。オリジナルストーリーとかが刺さりにくいみたいな、そういうところ。
ワンピースが実写化されると知って、純粋にめちゃくちゃ興味が湧きました。だって尾田先生監修だなんて、そうなんだ…!!!ってワクワクせざるをえない。映画版もやっぱりストロングワールドから迫力やらストーリーやらがなんか好きだな~となりました。
全然、オマツリ男爵とかも好きなんですけれど。
しかもハリウッド。天下のワンピース、規模がでかすぎる。
リアルなメリー号を見たとき1歩引きましたが、それはそれで、なるほどと。
そののち、キャスト陣(登場キャラ)とどこまでストーリーが進むか等々あらゆる情報を知って少し不安になります。
たった8話でアーロンパークまで…?それまでにいくつのアツい話があると思ってる…??
どうしよう変な端折られ方していたら。ざわつく心、いやでもそんなわけと脳内戦争がはじまります。
結果全て杞憂でした。そらそうだろ!!と片方の私が言います。
そらそうだった。
ところどころ流れをスムーズにするために、原作では会話のなかったキャラの邂逅だったり、きっかけになる出来事が違ったりしていましたが
それでもちゃんとワンピースでした。すごすぎる。
少ししょもしょもしてしまった部分としては、ガープのユーモアより厳格さが目立っていたところと、ノジコをはじめとした村のみんなの蚊帳の外感でしょうか。
ココヤシ村でのお話ってただでさえ心臓がドクドク聞こえるほど身体全体が自分のものじゃなくなるような哀しさと悔しさがあるのに
ナミの味方は誰一人いなかったんだと、ノジコがお金につばを吐いたのを見てもうダメだと横になりました。なんかすごくダメだった自分。哀しすぎた。シンプルにバテた。
その後に2人だけで話すシーンが入っていてよかったです。
そんなこととはつゆしらず、長年ナミに冷たい態度を取ってしまっていたノジコの気持ちを考えると更に体調が終わりますが。姉妹だけの会話が見られてよかった。
いちばん好きだったところはバラティエでのゾロとナミの会話です。
あーれ良すぎた。日本という枠組みだったらまずなかったシーンではと思っています。
最初ゾロがナミの素性を聞き出そうとするとき、かまをかける、というか
試そうとしてるのかなとも思ったんですが、いやでもゾロってそんなことするかなあ、いやでも意外と頭いいしなあみたいな余計なことを考えながら見ていて
目線をそらしながらナミが本音をぽつり、ゾロもくいなの話をぽつり、
そして2人で酒を交わした瞬間に
アーーーーー仲間だアーーーーー!!仲間になったアーーーー!!!!オイ見ろよアレ仲間だぞーーーー!!!
となりました。大歓喜。最高の瞬間。本当にありがとう。
後に尾田先生が脚本に対してあらかじめ出されたNGの中に【一味同士の恋愛描写】があったと知りますが、ゾロとナミのシーンはまさに、"お互いが男女として意識した瞬間"ではなくて(雰囲気的にはその路線にいっても、と思いますが)、"仲間になった瞬間"だったなと私は思いました。
一味の他のどの組み合わせでもなくて、ゾロとナミだったからこそとても印象に残っています。
麦わらの一味5人のキャスティングがハマりすぎていると誰もが思っていると思いますが(もちろん他のキャラも。ゼフとかヤバ。)
なんかこう、泣けてきます、YouTubeのネトフリのチャンネルとかで皆さんがしゃべっているのを見ると。
本当にたくさんの方が同じ方向を向いて実写化に対してどうすべきか、どうあるべきかを
考えて考えて考えて試行錯誤した結果だと作品を見てわかるし、
こうだったんだよと伝えてくれるのが仲睦まじい様子の一味の笑顔だと、こう、クる。あまりにもクる。書いていても泣きそうで我慢するから喉の奥が痛ェ。
イニャキくんの素直さがワンピースだと言われても納得してしまう。
尾田先生の『君以外、想像できない今のところ』で泣かないやつおらん。
反応全てが財宝のようにキラキラしすぎ。どうやってあのように19年間生きてこられたのか皆目見当もつかない。
一旦吹き替えで見ました。アニメの声優さん方と全く同じ。
でも声色がアニメとは全然違くて、プロやべーとなりました。
ルフィとかちょっと大人っぽくてすっごくかっこよかった。
次は字幕で見ます。
そう、字幕で思い出した。私の実写化しょんぼりポイントにひとつ"声"があるんですが
特報を見た時点で、少なくとも一味の皆さんに対して違和感などひとつもなかったのでそれも好きだと言えるところです。
すごく勝手に想像して、すごく勝手になんかちゃうかとか思って、すごく勝手に見られなくなることがある。実写に限らずアニメもそう。
その点でもよかったなあ。いいところばっかりだ。
てっきり続編はないものだと思っていたので、脚本はすでにあると聞いてめちゃくちゃ驚いています。
なんでかわかんなけど実写化というプロジェクト自体ここまでのお話だと思っていたんですよね。なんでかわかんないけど。ほんと。
どうなるのかなってワクワクします。何度原作を読んでもワクワクはしています。
読み返すのと、見直すのと、大忙しです。
ハァアァァアアア1週間でいいからワンピ休暇とりたい。
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