文房具は何が好きかの話



この秋空の下、ふと『私ってなんかあるとまず最初に人のせいにするよな、でもその後それじゃだめだ~って反省するけど結局また心の中で人のせいにするから根本で自分は何にも悪くねェって思ってんだろうな、口に出してないから周りは友だちでいてくれるだけで、ほんのふとした瞬間にそういうのは露呈するからそしたら今の関係値なんてボロボロに崩れるんだろうな、ほんと私ってばクソ』とか思うので一刻も早くコメダのなんかおいしそうな新作シロノワールが食べたい。


文房具、結構好きかもしれないと思う。
ロフトとかの文具コーナー見るし、職場にあるたのめーるの分厚いカタログは結構ずっと見てられる。
ただ、例えばクルトガの先のフォルムが…とか、トンボとコクヨの消しゴムの味の違いが…とか、なんかそういうベクトルの愛は持ち合わせていない。持ち合わせている人に会ったことはないが、きっと文具界とは、"居る世界"だろうと思っている。

そう思って考えてみることにした。
私は文房具の中で何が好きなのか。

まず大きく紙とペンで考えてみる。
小学生のころ、社会の発表のときとか、図画工作のときとか、大きい模造紙を使うのが好きだった。白だけじゃなくて薄いパステルカラーで何色もあるのがわくわくした。でっかいコピー機が置いてある部屋(あそこ何室だったんだろう、事務?)に取りに行くのも好きだった。
教室の床に広げて、まるまらないように角にふでばことかで重しにして、太字マッキーとかで書いて床汚すみたいな。良。
大人になってからは使うことはなくなったが、母が服を作ったりするので、製図を取るのに使っているのを見ることはある。今改めて考えるとあの大きさの紙ってめちゃくちゃ良いなと思う。
画用紙の硬さも好きだ。あんまり言うこと聞いてくれない感じ。ちょっとでも折ってしまうとこれでもかと元に戻らない様、その心意気。
学生時代、部活でスケッチブックを使うことがあって、授業で使っているシャーペンだとほぼほぼ受け付けてくれないしボールペンでも力を入れすぎると裏がぼこぼこする。結局スケッチブック用の鉛筆を持参して、人も紙も相性が大事かと、さすさすしながら考えたりした。

ペンは、割と蛍光ペンとか好き。
基本カラーペンは楽しくて好きなんだけれど、蛍光ペンのギラついてる感じというか、なんだろう、ネオン感?ちょっと昼と夜で性格変わりそうだよねっていう。
マッキーとかポスカみたいなでろでろしたやつも好きだなあ。
ポスカを使って、あのちょっと間違えるとインク出過ぎてカラフルな血の海になるみたいなの、ちょっと前に手紙を書いて、なった瞬間良すぎて興奮したもんな。
絵を描くことはないので手を出したことはないが、恐らくコピックとかも好きなんだと思う。あれってなんかどえらいカラーバリエーションがありますよね、いつか宝くじで5億円当たったら使いもしないのに全色買いしそう。
それでいうと色鉛筆も好きだな。幼少期みんな赤だけとか青だけとかでいっぱい使って小さくなって、もうないって泣きじゃくってる印象があったけれど、私はわりとまんべんなく使ってた気がする。それでもオレンジは好きだったので減りは早かった。

あとはのりですねえ。テープのりのスマートさに憧れてぺりぺりしたこともありますが、やっぱスティックのりなんだよなあ。
粘着力で考えると液体のり強いし、伸ばしやすさはテープのりだ。
だがスティックのりの安心感。普通さ。愛すべき普通さ。
角が塗りにくく止めにくいところも含めて愛嬌だなと思う。合コンだったら一番モテるし、結婚を考えるならスティックのり一択でしょ。


なんか他にもあって続けられそう。
一旦ここまでとするか。

もう一度たのめーるのカタログを見て愛を探そう。

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