夕方からの話

1日の大半を漫画無料公開に感謝しながら過ごす、そんな秋晴れの日。公開は途中までだったがちゃんと泣いた。続きはまた今度しっかり履修しよう。

夕方になったら散歩に出るが、焼けたくなさすぎるし別に誰も見てねーべやと顔に日焼け止めをぬりたくって家を出る。
案の定家族には顔真っ青だけど？とつっこまれた。ですよねェ。

首がめちゃくちゃ痛い。
完全にスマホ、タブレット、仕事中のPCの見過ぎである。
だからこそ散歩に行くし、ストレッチもするようになったし、なんとか解消に努めているけれどもはや自力では無理なのだろうか。
デジタルデトックスはしているつもりなのだが足りないのだろうか。
もうその判断も甘くなるほど依存しているのかもしれない。

身体のガタがきているなと思うようになった。
あまり年齢のせいにはしたくないのだけれど、年齢を重ねる覚悟も全くしていなかったから成るべくして成ったとも思う。
筋肉はないし腰も痛いし傷の治りが遅くなった。　

先日喫煙者の友だちに付き合って外の喫煙所に10分ほど一緒にいた。
木に囲まれた場所だったからか虫がめちゃくちゃいて、蚊に2ヶ所刺された。
数年前の私に『ウナ持っときゃいいと思ってるかもしれないけれど跡になるからそもそも蚊には刺されるな』と言われてもンなわけあらへんがナとつっぱねると思う。もう1ヶ月は治っていない。

夕方に散歩に出るとわんちゃんを連れた方たちとすれ違う。犬種も飼い主のご年齢も様々で、大変微笑ましい。
猫派だが犬も好きだ。大型犬が特に好きだ。かわいい。
毎日散歩に連れていける自信がないので飼うことはないだろうが、一頭でも多くのわんちゃんが幸せであれと思う(もちろん猫も鳥もイグアナも思う)。
ご年配の方が小型犬を連れてらっしゃるのを見ると、失礼ながら最悪を想像してしまって勝手に辛くなる。
本当に、本当に幸あれ。幸続け。

いつもの散歩コースにお手洗いを借りて飲み物を買うショッピングモールがある。
アイス屋さんやクレープ屋さんがあって、今日こそはもう食べてやりたいと毎度思うんだけれど
1人でいるほうが我慢できたりする。誰かと遊びに来ていたら間違いなくトリプルをコーンで頼んでいる。
店を一周して、買わずに帰る途中、これも一種の意気地なしかぁとちょっとヘコむ時もある。
次行ったら食べる。食べるぞ。

だんだんと日が落ちるのを見ながら帰路につく。
まだこんな時間なのにもう、と思う季節になった。
対向自転車のライトが眩しくてウッとなるけれど、前かごにたくさんの食材と、後ろかごに眠そうに頭をぐらぐらさせたお子が乗っているのを見ると応援したくなる。おうちまでもう少しですかね、がんばってください。

信号待ちのとき、電柱に見たことない落書きを発見した。
今まで知らなかっただけかもしれないが、なかなかに好きなセンスをしていた。
でもダメだしなぁ、でもバンクシーの絵の小物とか買っちゃったなぁ、でも全然ダメだよなぁとぼやぼや考えていたら青に変わった。いつも通り歩き出した。

頼まれた買い物をするため店に入り、済ませたときには外は真っ暗だった。
私の1日がまた終わった。あとはごはん、風呂、歯磨き、雑務であっという間に明日だ。

虚無感もある。でもやっぱ好きだからこの流れなんだと思う。明日をがんばろうと気合いは入れられないけれど、あぁ、やるか、くらいには脳が働き人の形をしている。

夜が冷え込むようになったので温かい飲み物を飲んでから寝る。
首がいてェ。これだけはなんかちゃんとしよう。