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茶葉を食す

こんにちは、学生団体あさひかりです🍵
私たちは、日本茶の魅力を幅広い世代に伝え、日本茶の課題解決にも貢献しようと静岡県の朝比奈玉露にフォーカスして活動を行っています。


今回は、茶葉の新しい楽しみ方として「茶葉を食す」をテーマにお話ししていきたいと思います。

突然ですが、皆さんはお茶を淹れた後の茶殻をどうしていますか?
「もったいないけど捨ててしまう」という方が多いと思います。

実は、茶殻には多くの栄養素が残っており、料理などに用いて食べることで効率的に栄養を摂取できるんです!
そこで、本日は茶殻を食べることについてのちょっとした疑問をQ &A形式でお答えしていきたいと思います✨✨



Q.茶葉を食べると、どんな栄養素が摂れるの?

A.お茶として飲むことで得られる栄養素は3割程度で、残り7割は水に溶けない脂溶性のためお茶には溶け出さず茶殻に残ってしまいます。

では、茶葉に含まれる脂溶性の栄養素にはどのような効果があるのでしょうか?

・食物繊維...腸内改善
・βカロチン...視力改善、髪・爪・肌作り
・ビタミンE…抗酸化、抗がん
・クロロフィル...抗菌、殺菌作用

このように、茶葉を飲むだけでなく、食べることでより多くの栄養素を摂取できます!


Q.どんな種類の茶殻が美味しく食べれるの?

A.茶殻は茶殻でも、食べるのに向き不向きがあります。

(食べるのに向いている茶殻)
・玉露や上級煎茶など茶葉が柔らかいもの
・新茶
→あさひかりで取り上げている朝比奈玉露は2、3煎淹れた後でも柔らかく、渋み苦味が少ないので食べるのに向いています◎

(食べるのに向いていない茶殻)
・ほうじ茶や番茶
→茶葉が硬く食べるとゴワゴワしてしまうためあまり向いていません...。

Q.健康に害はないの?

A.一般的に健康な成人の方で、乾燥状態で1日3g程度であれば問題ないとされています。
多量に摂取してしまうと、カフェイン中毒や貧血の原因となってしまい、体に良いはずが逆に害となってしまうので注意が必要です。
また、1日のうちにコーヒーなどカフェインを摂取した場合はその分少し減らすなどして調整してくだい。

Q.おすすめの食べ方は?

最も簡単なのはポン酢や醤油、塩をかけて食べる方法で、実際に現地でもそのように食べることが多いです。
他には、佃煮にする、ふりかけにするなどご飯のお供にしたり、普段の料理に加えるだけで簡単に摂取できます。

↑茶殻とたくあんの混ぜ込みご飯




ここまで読んでいただきありがとうございました🌿
茶殻を食べることについて少しでも興味や魅力を感じていただけると幸いです!

次回以降、茶殻をより美味しく食べていただくために朝比奈玉露を使用したオリジナルレシピを紹介していきたいと思います。
                                                          (木代葉月著)

〈参考文献〉
「食べるお茶の効果」.世界緑茶協会
https://www.o-cha.net/teacha/kagaku/taberu.html〉(2024年4月25日参照)

「健康は一杯の日本茶から」.公益社団法人千葉県栄養士会
https://www.eiyou-chiba.or.jp/commons/shokuji-kou/health_and_diet/nihontya/
(2024年4月25日参照)

「お茶っ葉は生で食べると美味しい!食べ方や注意点を解説」.たべる茶本舗
https://ochabakajisan.com/blog/25961/
(2024年4月25日参照)


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