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離人症の症状⑤

今回はフラッシュバックのことです。離人症を発症している場合はトラウマを抱えていることも多く、フラシュバックを起こすことも多いのではないでしょうか。 トラウマやPTSD の症状の中に解離が含まれているので、解離障害を抱えている方が、フラッシュバックを起こすことは珍しいことではないです。パニック発作を起こすこともあり、症状が似ているので、どちらなのか見極めることが大切になります。

フラッシュバック

フラッシュバックは症状がでるときに条件があり、これを引き金(トリガー)がといいます。引き金が引かれたときに起こるのがフラッシュバックです。いつも同じ事で症状が起こります。

●トラウマを負ったときと同じ、あるいは似た状況。例えばお風呂や怒鳴り声など。時間や曜日、季節。

●トラウマの元凶になった人物と接触するなど

パニック発作

パニック発作には引き金がなく、どこでも起きるために「またあれが起きる」と不安なります。それを予期不安といい、行動を制限させる原因です。

●場所や時間、人物は関係がない。ただ「あの発作が起きたら」と不安になりやすく、逃げ出せない状況を避けるようになる。
逃げさせない状況で不安になり、発作を誘発することもある。
不安のドキドキがを発作と勘違いしてしまい、パニックになることもある。

●お風呂場や夏の熱気が発作を誘発するときもある。これも一気に体が暑くなり、それを発作のときの火照りと勘違いするためと言われる。外部からの刺激でドキドキすると、パニックになりやすい。

フラッシュバックの症状

●見えているのに見えなくなる。現実を認識しなくなる。

●目の前にフィルターをかけられたようにぼやける(現実感消失)。

●激しい動悸。心臓が狂ったように早鐘を打つ。感覚は薄いのに動悸だけがはっきりと分かる。

●体が震える。手足が冷たくなる。あるいは顔だけが火照る。

呼吸をしているのか分からないほど、呼吸が浅くなる。

●さーっと頭の血がひく感覚。貧血のときのような感じ。これが一番始めに起こる。ほとんど同時に視界のぼやけ(フィルター)が起きる。そして動悸や息苦しさ、体の震えが起こる。

●頭の中をぎゅーっと絞られる様な感覚。あるいは搾り取られる・吸い取られる感覚がある。

●このまま気が狂って死んでしまうのでは?と怖くなる。

●大きな不安に飲み込まれそうな圧倒的な感覚。

●体がうまく動かずに立っていられなくなる。おさまっても頭痛が起きて数時間寝込んでしまうことも。

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